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子供がオミクロン株に感染。症状は軽いが隔離生活は想像以上にツラかった

オープンにすることでメリットがあるのは親

 必要があって感染を伝えた仕事関係者や友人のほとんどが「責任を感じることない」との言葉をかけてくれた。支援物資と言って、玄関の前には日替わりでママ友たちから非接触の差し入れがあり、そのやさしさに胸がいっぱいになる。  しかし、なかには心ないテンションで物を言ってくる人も少なからずいる。  現段階で、濃厚接触者である家族のPCR検査は任意。長男と次男以外の家族は検査を受けていない。しかし、「どうして残りの家族はしっかりと検査を受けないのか」などと問い詰めてくる人も。 「感染者は、世間に迷惑をかけている」という風潮はまだまだ拭えていないようだ。こちらもついつい謝ってしまいがちになるが、攻撃的な人たちには毅然とした態度で臨みたいと思う。
救援物資

発症から5日目、区からの物資も届く。アレルギーの有無をしつこく聞かれたわりには、ほぼ水分と紙のラインナップだった

友だちには秘密にしたい、子どものメンタル

 当事者である長男も、すっかり症状は回復したとはいえ、メンタルが心配だ。不安そうに「友達には知られたくないなぁ」とぼそり。  あくまで今回の当事者は子供。ただ、私たちは隠すような悪いことをしているわけではないから、長男の気持ちを尊重しつつ、これからの対処を家族で話し合っていこうと思う。  日々、目を疑うペースで感染者が増えている。これから子どもが感染し、家庭内隔離をせざる得ない状況になる家庭もあるだろう。長い療養期間になるので、子どもたちの心の健康も心配になる。 文/浦和ツナ子
1985年、埼玉県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、フリーランスのライター/編集者に。プライベートでは3人の男児を育てている。趣味は家事をしながらの片手間読書、年間200冊くらいサクサク読みたいところ。
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