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子供がオミクロン株に感染。症状は軽いが隔離生活は想像以上にツラかった

発熱相談センターに電話。初期対応は焦らずに

 熱が出てきたので、すぐに年中無休・24時間対応の東京都発熱相談センターへ電話をかけた。住所や症状、感染経緯に心当たりがあるのかなどを聞かれたあと、近隣の小児科の発熱外来に翌日の朝イチで電話をするようにとのことだった。 「症状がないとPCR検査はしてくれないので、熱がある旨をしっかり伝えてください。思い当たる感染経路も合わせて話せば、感染の可能性が高いので、検査が早いかもしれません。また、現在発熱していない弟も、今後の可能性を考えて一緒に検査をしてもらったほうが楽ですよね。その件もきちんと伝えれば同時検査をしてくれるはず」(発熱相談センターの人)  長男の検査後、時間差で次男が発熱したりしたら二度手間で、考えるだけで倒れそうになる。発熱相談センターの人のこの的確なアドバイスが心強かった。

子供のコロナ感染時は家庭内隔離のルールが大切

 さらにこの発熱相談センターの人から、まず今夜できることとして、感染した可能性がある家族とそうでない家族の行動を分けることを指導された。  もう家族で夕飯も食べちゃったし、風呂にも一緒に入っちゃったけどな……と思いつつ、今後は徹底することに。家庭内隔離する相手が子どもだと難しいと思われるが、いくつかルールを決めた。 ①食事とお風呂は、家族とは別々 ②トイレに行く時にはママに言うコト!(※勝手に部屋を出ないように) ③ゴミはビニール袋に入れて、しっかり結ぶ(ティッシュ、おかし、マスクなど、全部のゴミ) ④マンガ、スイッチ、iPad、なにしてもオーケー!!ベッドの上で自由にすごしてよし!
コロナ家庭内ルール

これらの家庭内隔離ルールは、ノンフィクション作家である高野秀行氏がコロナ感染した際のブログを読んでいたので参考になった

 家庭内隔離の対象が「対・子供」となった場合は、「家族と離れて生活しなければならない事態になったこと」をまず説明するのが最も大切だと思った。ルール①で、しっかり言い聞かせる。  また、我が家はまだ小さな弟もいるため、「部屋を出るとき、兄弟が鉢合わせにならないこと」を考え、②のルールを作った。生活動線となる道や扉を全部開け、あらかじめ小さな弟たちを避難させる、などの準備が必要だからだ。  家族から距離を置かれてしまうのは、小さい子供にとって悲しい出来事だろう。長男にとって家庭内隔離が辛い期間にならないよう、④のルールで抑揚をつけたつもりである。
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オミクロン株の症状は?
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1985年、埼玉県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、フリーランスのライター/編集者に。プライベートでは3人の男児を育てている。趣味は家事をしながらの片手間読書、年間200冊くらいサクサク読みたいところ。

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