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未曾有の惨害となった日本のオミクロン株。世界と比べて明らかな検査不足。その結果の統計崩壊

波はゆっくりと去る

 ο株Surgeは、最も先行した沖縄県で1月20日〜25日頃に減衰に転じ、次いで広島県でも2月初めから減衰に転じた可能性があります。ο株Surgeは立ち上がりから30日経過すると減衰に転じますが、本邦ではやや長くかかり、30〜45日で極大となり、減衰に転じる様です。  減衰に転じた後、急速に衰えるという風聞がありますが、世界の先行例と沖縄県を見る限りその可能性は低いです。世界の先行例から、恐らく増加過程に対して2〜3倍程度のゆっくりとした速度で減衰するのではないかと筆者は考えています。従って、2月いっぱいは社会に激甚な影響のある100ppmを超えた状態が続き、3月で10ppmまで減衰し、4月になると社会活動への影響が軽くなるのではないかと考えられます。  ο株の下位系統の変異株であるBA.2の挙動がまだ分かりませんが、余程のヘマをしない限り、4,5月はかなり落ち着くと筆者は考えています。しかし今後は、防疫政策を根本的に変えない限り夏には第七波が生じる恐れがあります。第二世代以降のより安全で効果的なCOVID-19ワクチン迅速定期接種を今から急ぎ準備する必要があります。  SARS-CoV-2は、現在ドミナントであるο株(BA.1)のほかにα株、δ株、雑多な在来株、BA.2ほか海外ではλ株などが存在しており、遺伝子多様性を維持しつつ変異が進んでいます。現時点では、SARSやMERS、古くはスペインかぜというような自然消滅を期待することは出来そうにありません。  一方で、コロナウイルス汎用ワクチンの開発が始まっており、治療薬もやや遅れながらも開発が進んでいます。ο株という強敵の出現によって当初の技術予測よりはかなり遅れますが、ワクチン、治療薬、マスクなどの防護具、様々な対応措置の組み合わせで2020年から数えて5〜10年程度のウイルスとの苦しい闘いの後に勝利出来るのではないでしょうか。 <文/牧田寛>
まきた ひろし●Twitter ID:@BB45_Colorado。著述家・工学博士。徳島大学助手を経て高知工科大学助教、元コロラド大学コロラドスプリングス校客員教授。勤務先大学との関係が著しく悪化し心身を痛めた後解雇。1年半の沈黙の後著述家として再起。本来の専門は、分子反応論、錯体化学、鉱物化学、ワイドギャップ半導体だが、原子力及び核、軍事については、独自に調査・取材を進めてきた。原発問題について、そして2020年4月からは新型コロナウィルス・パンデミックについてのメルマガ「コロラド博士メルマガ(定期便)」好評配信中
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誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?

急速な感染拡大。医療崩壊。
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