お金

アパ社長・元谷芙美子氏が実践する意外な節約術。富裕層に共通する“出費のメリハリ”

 一見、派手な生活に見える富裕層。しかし、お金の価値を知るからこその意外な節約術を持っている。彼らのお金をかける/かけないの基準とは一体なんなのか?  今回は、年商917億円を誇るアパホテルの社長、元谷芙美子氏にその節約術を聞いた。

派手なイメージとは裏腹にユニクロシャツを長く愛用

億万長者が実践する節約術

アパホテル社長・元谷芙美子氏

「私が社長です」。強烈な印象を残すCMでお馴染み、日本最大級のホテルチェーン「アパホテル」。元谷芙美子社長はグループの広告塔として常にきらびやかな服を着こなすイメージが強いが、実はユニクロや鎌倉シャツの愛好家でもある。 「今日着てる白のブラウスはユニクロで2990円で買いました。安いのに質がよくて、お気に入り。ジャケットやアクセサリーは気に入ったデザインのものを選びたいけど、シンプルなものならこれで十分。  先日も10〜15年着てたユニクロのシャツの袖がすれてきたので、本当は直して使いたかったけど、修理代のほうが高かったので、新品を10着買い揃えたんです」  この日のファッションはヴィトンのワンピースとユニクロの組み合わせ、元谷流のお洒落を表現している。さらにくたびれて二軍落ちした服も、部屋着として着倒す徹底ぶり。

予約困難な高級店よりもコスパ優良店がお気に入り

寿司

※写真はイメージです(以下同)

 超一流を知ったうえでコスパを重視するのは食の分野でも変わらない。 「お寿司が好物なんですけど、最近は自分で開拓した赤坂のコスパ優良店がお気に入り。ランチ4200円でウニ・アワビを含む21品のコースが楽しめるので満足感が高い。  過去には一人数万円する予約困難な名店も巡りましたが、自分は若手の寿司職人がフランクに接客してくれるお店のほうが、ホッとするわね」  コスパの追求はコスメにおいても同様だ。 「化粧品は頂いた試供品を使ってます。化粧水もヘチマコロンやコンビニで買える『雪肌精』と、プチプラコスメばかり。お洋服もそうだけど、見えづらい部分はコストをかけないのがコツかな」
次のページ
50歳を過ぎてから早稲田大学大学院に入学
1
2
3
おすすめ記事