更新日:2022年10月19日 17:04
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バイリンガルは絶対にやらない「“英語が苦手な人”特有の頭の使い方」

読み書きに時間を費やすのは非常に効率の悪い

ミーティング 口の筋肉を、英語発音のためにもっと動かすべきなのです。英語は「喋るというスポーツ」ですから。  人間は「言語という喋るスポーツ」が地球上のどの動物よりも得意な動物です。赤ちゃんは、生まれて、まず「聞く」、そして「話す」という行動を本能的にとります。  読み書きなんかぜんぜん後ですし、世界には言葉を話せてコミュニケーションは取れるが、読み書きはできないという人たちがごまんといます。つまり、英語を喋るというスポーツに読み書きに時間を費やすのは、非常に効率の悪い英語学習法だと思うのです。  決して「英語の読み書きが必要ない!」と言っているわけではないので、どうか間違わないでほしいです。しかし、喋りながらコミュニケーションが取れないのに読み書きができることに、さほど意味があると思えないのです。

口の筋肉が英語を喋る練習をすることで、英語の記憶を取り戻した

 私が14歳の時に7歳まで話せていた英語を話せなくなった理由も、英語は、喋るスポーツ!と考えることで理解できました。  7歳から14歳まで英語を話せない祖父母と家&日本の学校にいたために、喋るスポーツ「英語」の練習が7年間もできていなかったのです。つまり、口の筋肉が、鈍っていたのだと理解しています。  ナイジェリアに帰って、2か月くらいでまた英語を話せるようになったのも、以下のように理解するとしっくりきます。  学生時代、部活でやっていたスポーツは、大人になって練習しなくなると腕が鈍りますよね? しかし、また練習を始めると体がすぐにその記憶を取り戻すという経験をしたことのある人は少なくないはずです。  私も同じように、口の筋肉が英語を喋る練習をすることで、英語の記憶を取り戻したのだと思います。
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英語を若いうちから身につけるためには…
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元プロボクサー。1981年、ナイジェリア人の父、日本人の母から生まれる。2006年、25歳でボクシングプロデビュー。外資系金融機関で営業マンを務めるかたわら、2017年に第40代日本スーパーライト級王者となる。2021年に現役引退し、現在はYouTubeチャンネルの運営、不動産事業、宿泊事業を手掛けている
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