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“尿が入ったペットボトル”が部屋に500本も…ゴミ清掃芸人が語る「衝撃的なゴミ屋敷」の実態

500本も放置されていた「尿ペ」とは

ゴミ屋敷

1枚目に掲載した写真の掃除後がこちら

——ご著書では、オムツのエピソードだけでなく、尿が入ったペットボトル、通称「尿ペ」の話も出てきますね。 柴田:尿ペが出てくる家は男性限定ですが、わりと多いです。仕事を始めた初期の頃に体験したものだと、アパートの1階の部屋のあちこちに尿ペが置かれていました。ほかの紙ごみなどと一緒にはできないので、1か所に集めると、その数はなんと500本。中身をトイレに流す時間がなく、会社に持ち帰って、倉庫のトイレで流しました。500本のうち僕が250本を担当しましたが、これは相当ツラかったです。

“極限の面倒くささ”から生まれる尿ペ

——トイレがあるのに、なぜわざわざペットボトルにするのでしょうか? 柴田:かつて尿ペをしていた芸人仲間がいまして、話を聞いてみたのですが、理由は単純明快で「トイレに行くのが面倒くさいから」だそうです。面倒くさいといっても極限の面倒くささ。その境地まで到達すると、もはやトイレで小用を足すのも面倒になるそうです。それで手元にペットボトルを置き、その場で用を足してしまうのだとか……。まぁ、芸人1人の体験と見解ですけど、ほかにも面倒くさいという理由で尿ぺを溜め込んでしまう人は結構いるのかもしれません。
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さまざまな「感染リスク」も…
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ライター、写真家、ボードゲームクリエイター。ちょっとユニークな職業人生を送る人々が目下の関心領域。そのほか、歴史、アート、健康、仕事術、トラベルなど興味の対象は幅広く、記事として書く分野は多岐にわたる。Instagram:@happysuzuki

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