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結局は「自民党に投票せざるを得ない」政治への絶望/倉山満

パヨクは軍国主義を勘違いしていないか?

 正月早々、大笑いさせてもらえる珍事があった。野党第一党である立憲民主党の泉健太代表が、年が明けた0時4分に「乃木神社に初詣に行きました」とツイッターで呟いた。  これにパヨク連中が「軍国主義だ!」と批判を始めた。この連中、まさか軍国主義を「生活の中心が軍事になること」と勘違いしていないか? 歴史上多くの軍国主義は「国策の中心が軍事になること」だ。現代日本でどうやってやる気だ? 昭和10年代の日本も、政治に力が無く陸海軍や官僚機構の縄張り争いが惨すぎて、まともな「国策」を持てなかった。乃木神社に初詣に行くだけで軍国主義になれるのなら、誰も苦労はしないだろう。  ちなみに乃木神社から歩いていける距離に、明治神宮も東郷神社もある。まとめて回れば、「国家主義」で「ファシズム」になれるのか? パヨクのオツムなど、その程度だ。

「乃木神社に参拝」=「軍国主義への追従」という酷い考え

 これに対する泉代表の反論ツイートは冷静だ。 《「乃木神社に参拝したら軍国主義に追従すると批判されても仕方ない」とか、もう酷いもんだ。そうした考えの方がよっぽど危険。私は過去の歴史に学ぶし、教訓にもする。乃木神社創建の経緯もある程度は知っている。でも当然だが、軍国主義者ではない。本当に失礼な話》  著名なパヨク言論人の前川喜平元文科事務次官も噛みついた一人だが、その中身は《明治天皇に殉死した長州閥の軍人を神と崇める行為。無自覚なのか意図的なのか知らないが、これにより失う支持者は、得られる支持者より多いだろう。》だ。これで脅しているつもりか?  さらに泉代表の1月4日のツイートである。 《本日は伊勢神宮参拝と年頭記者会見の予定です。「皇室の弥栄」「国家安泰」「五穀豊穣」を祈願するとともに、やはり全国民皆様の「平和」と「生活向上」が大切。そのために一層働くことを誓ってまいります。》  野党第一党党首が、年始に「皇室の弥栄」を祈る。実に健全ではないか。
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