噂の副業「結婚式の代理出席」の実態
特殊な訓練を受けなくても身につけられるスキルといえば「コミュ力」。この、ありふれたスキルを武器に稼げる副業を集めてみた。どれも一見「ネタ」っぽいが、実際に月10万円以上稼いでいる人は多いのだ!
◆ゲストのいない披露宴での助っ人<結婚式の代理出席>
噂の副業として、TVなどでも頻繁に紹介される「代理出席」だが、いかほど需要はあるのか? 実態を語ってくれたのは、代理出席200回を超えるという釜田京平さん(仮名・35歳)。業界大手のアクティングエージェントサービスに登録し、東海地区で活動中だ。
「仕事のメインは、土・日・祝日の結婚式への出席ですが、正直、引き合いはかなりあります。特に3~6月、9~11月は結婚式が増えるため、出席回数は月6~8回にもなり、ギャラが月10万円に届くこともしばしば」
レギュラーの報酬は、披露宴1回につき6000円だが、さらに受付などを担当することでボーナスがつく。また、5回以上の代理出席を経験した人は「地区リーダー」として現場の仕切りを任されることも。これらをこなすことが、10万円達成の鍵だ。
披露宴の最中に他の来賓と会話することは避けられないため、事前に覚えていくべき設定も多数。
「新郎新婦の人柄などはもちろんのこと、例えば『大学の友人』という設定なら、学部やキャンパスの所在地も押さえます。キャンパスが複数ある大学は多いので、そこからボロが出たら終わり。設定が『会社の同僚』なら、役職や業務内容も、ある程度は作り込む必要がありますね」
本物以上に“友人らしく”ふるまうことも求められる。
「新郎が挨拶する場面では、つとめて笑顔でオーバーリアクション。高砂へは必ず一度は酒を注ぎに行き、一緒に写真を撮るのも忘れません」
「座っているだけのラクなお仕事」では決してないのだ。とはいえ、宴会好きで人見知りしない人にとっては、ご馳走を楽しみながら稼げる「美味しい」仕事といえる。
●こんな人はぜひ!!
人見知りしないのは当然、“なりきれる”人や、接待上手の人に
【月10万円のモデルプラン】
追加報酬の一部を紹介すると、受付1000円、スピーチ1000円、余興2000円、二次会出席3000円、地区リーダー手当2000円など。仮に地区リーダーで、受付+余興+2次会出席+2次会受付をこなせば1万5000円。7回で10万円を超える
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