続いてジャスミン氏が挙げるのが、関東近郊のとある地域。 「昔から渡来人が多く在住しており、出世開運でも有名なK神社もあります。特にK神社は象徴的で、神様の形もトーテムポールで、日本古来の神様の話もここにはなくまるで別世界になっていますが、ここに多くの政治家が参拝し出世をしていることは確かです。通常、渡来のものは海沿いの街に多いですが、なぜ山の中なのかはよくわかりません。ただ、鋳物が盛んな地域なので、大陸と関係が深いのかもしれない。恐らく何かの金属が採取できていたのだと思います」 　数多くの古墳があり、豪族によって長く栄えてきた場所ではあるが、古墳の上に家を建てていたとしても、前出の都内のDは陽の気が強いのに対して、ここは陰の気が非常に強いという。 「こういう場所は心霊スポットになりやすい。またそうなった背景には第二次世界大戦時に、古墳の地下部分に軍需工場を作って武器を作成し、工場建設の際に労働力となった多くの朝鮮人が爆死していることも深く関係していると思います。こうした負のエネルギーの強い土地に住むとどうなるか。室内での心霊現象はもちろん起こる。他には無気力になってしまうためにニートが増える。その延長線上に経済的困窮があるのは言うまでもありません」 　ここに住む場合は、エネルギーを定期的に補給する必要があるという。 「最も役立つのは土いじりです。田畑を持ってそれを生業としている家はさほど影響がなく、むしろ栄えると言ってもよい。サラリーマン家庭の場合は、たとえ小さくても庭に菜園を作り、土に触れる機会を増やせば難を逃れられる可能性が高いでしょう。また、年を取ってから隠居生活をするためにこの土地を選ぶのは悪くないが、血気盛んな若者が住むのにはまったく適していないですね」