六本木の街中で怪獣娘と遭遇!“ウルトラ愛”を再燃させる夜

 先日、徹夜での締め切り作業を終えて土曜日の朝っぱらに帰宅。おもむろにつけたテレビを見て、最新のウルトラマンが2人で兄弟設定ということを知ったスパムです。

20180921-_0015103 30代のスパムにとって、子供のころ、夢中になった特撮モノといえばやはりウルトラマン。今もちびっこのヒーローであることには変わりないが、かつて見ていた作品とは何かが違うんだよなぁ……。なんて考えていたところ、六本木にウルトラ怪獣をコンセプトにしたお店があるとの情報が。“ウルトラ愛”を蘇らせるため、早速現地へと飛び立った。シュワッチ!

ポップな怪獣娘たちのダンスで盛り上がれ!

 やってきたのは六本木駅からほど近い場所にあるエンタメレストラン「KAIJU MUSUME6」だ。看板には「怪」の一文字だけで怪しさもあるが、こちらはれっきとした円谷プロ監修のお店で「ウルトラ怪獣を擬人化する」というコンセプトを掲げ、今年1月オープンした。

 ドアを開けると、超本格的なピグモンのスタチューがお出迎えしてくれる。そのまま地下へと階段を下りると、広い店内はミラーボールやネオンが輝くポップな雰囲気。フロアにはカラフルな怪獣コスチュームに身を包んだ怪獣娘たちの姿を発見! 案内してくれた“怪獣娘”は「ガッツ星人ver.」のレイアちゃんと「ブースカver.」のちゅちゅちゃん、「ギャンゴver.」のおとねちゃんという3人だった。

怪獣娘

写真左から藤塚レイアちゃん、ちゅちゅちゃん、天野おとねちゃん。

ちゅちゅ「表の看板には『怪』しか書いてないんで、恐る恐る来る方が多いんですよ。で、店に来て『ああ、怪獣の怪ね』って(笑)」

誰がどの怪獣かわかる? 本格コスプレでお出迎え!

 壁や棚にはウルトラ怪獣のパネルやソフビ人形などが無数に置かれている。キングジョーの人形を見て、「子供のころに近所のレンタルビデオ店で『ウルトラセブン』を借りまくったなぁ。懐かしいなぁ」と感慨にふけるスパムだったが、よくよく考えてみれば「ぱちんこウルトラセブン」で先月見たばかりであった。

ソフビ人形

店内には懐かしいウルトラ怪獣のソフビ人形があり、またショーケースでは、「KAIJUMUSUME 6」オリジナルグッズの販売も

 ただ、当の怪獣娘からは「ウルトラマンはわかるけど働くまで怪獣は知らなかった」なんて声も。

レイア「でも40代以上のウルトラマン世代のお客さんも多いから、教えてくれるんです。かなりウルトラ怪獣に詳しくなりましたよ」

 ウルトラマンが中年世代と若者を繫いで盛り上がれるのも同店の醍醐味なのだ。怪獣コスチュームは全20種類あり、日替わりで出現。

「同じコでも怪獣によってウィッグやメイクを変えるのでキャラや接客も全然違うんです」(おとねちゃん)というこだわりぶり。同店では特製のフードや各怪獣をモチーフにしたカクテルも人気で、ウルトラ怪獣の世界観がさまざまな角度から創出されている。

ダンスショータイムでは“怪獣娘”と大盛り上がり

ダダロール

一番人気の料理「ダダロール」(1280円/税別)

 しばらくすると店内の照明が変わり、ミラーボールが回りだす。怪獣娘が音楽に合わせて踊る「KAIJUクラップタイム」のスタートだ。一列に並んだ怪獣娘たちがポップな音楽に合わせて踊るパフォーマンスに、こちらも配られたサイリウムを片手にノリノリに。

ダンスショータイム そんな同店だが、実は店内にはウルトラマンの人形やイラストなどが、一つもない。なぜ?

レイア「お店ではお客さんがウルトラマンなんですよ。ヒーローになったつもりで楽しめるようにしているんです。あと、いつか本当にウルトラマンのコスプレをしたお客さんが来てくれないかなって」

 すっかり“ウルトラ愛”が再燃。アンヌ隊員を横目に地球を去ったモロボシ・ダンのように、後ろ髪をひかれて退店するスパムでした。

KAIJU MUSUME 6

画家の濱口健氏が描き下ろしたウルトラ怪獣のパネル。

【KAIJU MUSUME 6】
住:東京都港区六本木5-2-4 朝日生命六本木ビルB1
電:03-6804-2347
営:17:00~23:00
チャージ料500円
(サイリウムとオリジナルコースター付き)。各種パーティプランもあり。そのほかの詳細はhttp://six.kj-m.jp/
また、出現する怪獣娘についてお店のツイッター(@kaijumusume6)で!

撮影/水野嘉之

スパム 主に池袋界隈に出没。重度のタイツフェチで、レギンスに対しては反対の姿勢をとる
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