新中野に野暮用があり、灼熱の青梅街道を西日に向かってトボトボと歩いていると、男子憧れの超一流企業、ソフト・オン・デマンド(以下SOD)本社がある。(いつもお世話になっております)とひとりごちて通り過ぎた刹那、「女子社員と飲めるBAR」と書かれた立て看板を発見。これはもしや!?
そう、男の夢と希望を体現したSODが誇る大ヒット作「女子社員シリーズ」のAV女優が「社員」に扮して接客してくれるというバーが“総本山”にオープンしていた。
さっそくO氏を呼び出し、その重たいドアを開ける。
「いらっしゃいませ~」
ワイシャツにタイトスカート、そして社員証という「お馴染みのスタイル」。2人の女のコに導かれ、カウンターに腰かける。どこかで見たことのあるコだなと思いきや、SODstarとして活躍中のみながわ千遥ちゃんではないか!
名作の名を冠したカクテルに瞠目
ドリンクメニューを開けば、思わず熱くなるオリジナルカクテルを発見。「マジックミラー号」を所望する。テキパキと注文を取り、厨房に伝える千遥ちゃん。「AV女優になる前は、金沢の温泉旅館で仲居をしていたんです」
なるほど。その物腰の柔らかい接客を褒めると、Hカップという胸を張る。はちきれんばかりのワイシャツのボタンを凝視する俺。
「SOD女子社員」「青春時代」レーベルを冠したオリジナルカクテルでさっそく乾杯。ご同輩の椎菜アリスちゃんも加わって、「女子社員」の艶話が始まった。
「女子社員」が日替わりでおもてなし
ふと店内の一角に目をやると、DVDの棚があるではないか。
「料金に1本分含まれるので、お土産にお好きなものをどうぞ」
そう促され棚の前に立つ。
「これ、デビュー作なんですよ。ぜひ見てください……」
天使のような笑みを浮かべる千遥ちゃん。裏パッケージを凝視するとあられもない姿が……。
おおらか&ちょっと過激な”社風”!
「専属女優あるあるなんですが、月に一度しかAVの撮影はないから、現場には“ひと月溜めた状態”で臨むんです。だから男優さんが目の前に来るとついガッツいちゃうんです~(笑)」
裏パケを肴に酒を飲む。確かにアナタはガッツいているが、俺はオレを静めなければならない。
秋葉原にも同コンセプトの立ち飲み屋があるそうで、そこに行ったことがあるというO氏は慣れたもの。ここぞとばかりにツッコんだ質問をぶつけているではないか。
その秋葉原店で「接客ナンバーワン」の称号を持つ、瀬乃ひなたちゃんがカウンターに。推しメニューというローストビーフを頼んだら、黒ひげ危機一発がついてきた。負けたアリスちゃんがセクシー罰ゲームという僥倖に。
ガチ社員も福利厚生として使うというこのバー。クリエーティブな発想はここから生まれる。【Syain Bar】
住:東京都中野区本町6-20-12SAN新中野ビル1F
電:なし
営:17時~ラスト
休:なし
料:2980円~(60分・お土産DVDつき)
●エロメンや人気風俗嬢がカウンターに立つことも。キャスト、イベントなど、最新情報はツイッター(@syain_bar)で
撮影/渡辺秀之 協力/O氏(夜遊びガイド)
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苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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