人生に失敗する男の共通点【ライフスタイル編】
11/6発売の週刊SPA!「人生に失敗した男たちを家庭訪問」特集では、会社の倒産やリストラ、離婚に自己破産といった「大失敗!」した経験を持つ30~40代男性100にアンケート調査を実施し、実際に訪問取材した。そのお宅には、偶然とは言い難いほど共通する点がいくつもあった。
まずは、ほとんどの家で目につき、アンケートでも実に100人中50人以上が「ある」と回答した、「買い溜めた飲料水」。非常用とはいえ、飲料水や日用品の過剰なストックは何を示唆するのか。心理カウンセラーの三吉野愛子氏はこう分析する。
「『投資で大損』の杉崎さん(仮名・詳細は本誌掲載)のケースもそうですが、不自然なほどにストックをする人は、それが役に立つかどうかというより、『物がある』という状態が心の支えになっているんです。このタイプは予想外の出来事に弱く、人も物も自分の思い通りにならないと気が済まない傾向があります」
そのストックも、賞味期限を過ぎてはただのゴミ。取材中、冷蔵庫内で黒ずんだ“何か”を何度も目撃した。
「どんな形であれ、物を捨てられない人は今の自分を適正に評価できていない人。『変わらないもの』があることが心の拠りどころになり、変化を恐れます。不安にとらわれ、人生の節目の波にうまく乗ることができません」(三吉野氏)
アンケートの結果では3割以上が回答しているこのケース。「物がなかなか捨てられない」という点では、共通して「穴のあいたパンツや靴下」を所持していると答えた男性も、実に4人に1人という高確率。捨てるタイミングに困るアイテムといえば、ビニール傘。買ったはいいものの捨て時がわからず、玄関先の傘立てに何本も突き刺したままということも少なくなかろう。4割近くの男性が「複数所持している」と答えている。
「ビニール傘を3本以上持っている人は、先を見通す力がない証拠。予報や空を見れば情報は大体入ってくるはず。それなのに折りたたみ傘を持たないというのは、先見力や予見力がないということです。行き当たりばったりで段取りの悪い人生を送っている可能性も否めない。マネー管理の点でもルーズな性格がうかがえます」(大塚氏)
続いて4割弱が答えた、部屋を占拠する「デカいテレビ」。一見失敗とは無縁なように思えるが。
「それがリサイクル品ならば注意が必要です。リサイクル品を多く利用すると生活全般が縮小均衡し、守りの思考に陥ってしまう。成功する人は、『今買えないのなら、買えるようにお金を増やそう』と考えるはず。そんな成功する思考からどんどんかけ離れてしまうんです」(同)
「転職ビンボー」の高瀬さん(仮名・詳細は本誌掲載)宅には50インチのプラズマテレビのほか、大きなブラウン管テレビも複数あった。
「家電も含め、新商品に弱い人は熱しやすく冷めやすい傾向があります。どちらかというと忍耐力と持続力に欠ける傾向もあるので、精神面の成熟を意識する必要があります」(三吉野氏)
これら人生に失敗した男たちの共通点。読者諸兄もどこか心当たりがないだろうか。「他人のふり見てわがふり直す」べく、いま一度、部屋を見渡してみてほしい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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