「大相撲」人気再燃のカギはSNSにあった
大相撲が“若貴ブーム”以来の盛り上がりを見せている。
25日に初場所が千秋楽を迎え、18年ぶりに東京開催場所で15日間大入り。千秋楽は入場券が完売する「札止め」となり、全日程で「満員御礼」を達成した。白鵬が10場所ぶりの全勝優勝をし、長らく破られてこなかった大鵬の最多記録を抜く、33度目の優勝を成し遂げたというニュースを見た人も多いだろう。
一時は遠のいていた客足が、昨年ごろから着実に回復しているのはなぜか? 人気再燃のカギはどこにあるのか?
もちろん、遠藤や逸ノ城といった人気力士の登場が理由のひとつに挙げられるが、それだけではない。「twitter、LINEなどSNSの使い方がめちゃくちゃうまい」と評判を呼んでいるのだ。これまでになかった柔軟な発想で、既存ファンだけでなく新しいファンへの間口を広げたのが人気再燃のカギと言える。
日本相撲協会の担当者は「SNSで情報発信をすることによって、相撲ファンでなくても興味を持ってくれる人がいたり、それがきっかけで本場所まで来てくれた人もいた。人気力士の登場や、それ以外での盛り上がりとの相乗効果で、新規のファンが少しずつ増えている印象がある」と語っている。
一方で、日常的にSNSを利用している若い世代の相撲ファンは、この現象をどのように感じているのだろうか。それぞれ次のように話す。
「今まで力士は世俗離れした存在だったけど、どこかチャーミングなところがウケていて、相撲に興味がない人もSNSで拡散している。twitterやLINEだけじゃなく、最近はVineでオフ動画まで見ることができるから、若者離れを食い止めるきっかけとしてはバッチリじゃないかな。わたしも親近感が湧くようになったし、堅いイメージだった角界が近く感じられるようになった」(19歳・女性)
「千代丸の昼寝の写真とか、相撲協会のtwitterが発信してるオフショットが頻繁に拡散されている。星取表や番付表だけでなく、取組の動画も観られる大相撲のアプリもめちゃくちゃ優秀で感心する」(21歳・男性)
SNSでの取り組みに加えて、アプリや交流イベントなど斬新な企画がファンの心さえもくすぐっていることがわかる。また、「白鵬の塩撒きが美しすぎる」、「まるでティンカーベル」、「アナ雪みたいだ」といったコメントがtwitter上で拡散されており、かつての好角家とは違った視点で相撲を楽しむファンも増えているようだ。週刊少年ジャンプで連載中の『火ノ丸相撲』(原作・川田/集英社)という相撲漫画の人気も一因なのだろう。
最近では、幕下の力士が成長する姿に母性をくすぐられる“相撲ガール”の存在まで囁かれている。まさに人気再燃はこれらの相乗効果なのだろう。日本相撲協会の地道な取り組みが功を奏したと言えそうだ。
●日本相撲協会 公式ツイッター @sumokyokai
<取材・文/北村篤裕>
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