ハロウィーンでゴミを散らかす若者の言い分「だって渋谷はゴミ箱が少ないじゃないですか」
31日ハロウィーンの渋谷は、異様な光景が広がっていた。スクランブル交差点には警察による交通規制が敷かれ、四方八方への通行は禁止に。センター街や渋谷109、道玄坂は仮装をした若者で溢れかえり、公道とは思えない騒ぎになった。
アニメや映画、ゲームなどのキャラクター仮装を楽しむ若者たちは、我こそは目立たんとばかりにコスプレをアピールし、お気に入りの仮装をした人を見つけるや、声をかけ一緒に写真を撮る。何しろ公道に広がって撮影が行われるものだから、それ以外の目的で渋谷を訪れた人たちには交通の妨げとなり、ほとんど身動きがとれない状況だった。仮装をしていない通行人の女性にまでも悪ノリでナンパをするありさまで、大学新歓コンパのノリが街中に広がっている、まさに乱痴気だ。
普段からクラブ帰りなどの若者が多い渋谷では、朝方にはゴミが散乱している光景が日常だ。それでも当日は昨年の反省をふまえ、警視庁は警備人員を昨年の4倍の約800人にし、駅前のスクランブル交差点などに配置。渋谷区も着替え用のテントやゴミ箱を設け、衣装などが路上に散乱しないよう対策を強化した。
昨年のハロウィーンでは、仮装衣装やガラス瓶、ペットボトルなどが散乱し、近くの店の従業員らが清掃に追われたため、今年は同区が複数のゴミ箱を設置することに。しかし、それでもゴミをポイ捨てする仮装姿の若者からはこんな声が聞かれた。「だって渋谷はゴミ箱が少ないじゃないですか」――。
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