更新日:2020年09月10日 15:53
ニュース

テレビが報じなかった渋谷ハロウィンの地獄絵図。痴漢、盗撮…

―[ハロウィン2018]―
 この季節の風物詩となったハロウィン。コスプレをして大騒ぎする男女や外国人観光客、その裏でゴミ拾いをしていた若者たちの美談などが報じられることも多いが、果たして今年はどうだったのか。  迷惑行為が相次ぎ、いまネット上には「今年の渋谷はひどかった」という声が多数あがっており、タレントの藤田ニコルがTwitterにて「酷すぎて行かなくなったんだけど、年々と酷くて悲しいな」と発言。彼女は過去に、「知らない男の人に触っちゃいけないようなところ触られたこともある」という。マツコ・デラックスもテレビで「もう仮装禁止にしたら?」と斬り捨てた。  テレビや新聞で報じられたのは、まだほんの一部である。10月27日夜、筆者もその実情を探るべく、渋谷を訪れていた。そこで見たゲスすぎる姿とは——。

10月27日、渋谷ハロウィン狂乱の夜

 今回のハロウィンでは、合計5人の男が逮捕されたという。暴行の疑いで男3人、盗撮の疑いで男1人、痴漢の疑いで1人。しかし、実際にはそれ以上の逮捕者が出てもおかしくない状況だったように思う。時系列に沿ってリポートしていこう。  午後9時頃、JR渋谷駅ハチ公口。すでにコスプレ姿の多くの若者たちが集い、ある者は酒を飲み、またある者は揃いのコスプレ姿を「自撮り」する。  喫煙所が撤去されたはずの禁煙エリアでタバコを吸ったり、その横で大声をあげながらビデオ撮影を行っているのは、どうやら「YouTuber」と呼ばれる人のようだ。  この日、渋谷のあちこちでYouTuberらしき人が見受けられたが、これも時代の流れなのか。現場取材に来ていたテレビクルー、新聞のカメラマンよりも多い印象だ。

警官に悪態をつく若者も…

 午後10時頃、渋谷バスケットボールストリート(通称センター街)入り口。多くの人であふれかえり、歩道からはじき出された人たちが、道行く車の妨げにもなっている危険な状況だ。酔っ払ったコスプレ姿の若い男が、赤信号を堂々と渡ろうとし、それを制止する警官。  男の知人だろうか、警官に向かって「クソおまわり」などと悪態をつく。別の男は、缶チューハイを片手に警官の肩に腕を回し、「お巡りさん飲もうよー」「楽しい日にシゴトしてるのってツラくない?」と絡みつく。  正直、不快な光景だ。全員まとめて逮捕されればよいと思うが、警官は「わかった、わかった」と上手くかわす。その対応っぷりは、普段から酔っ払いや若者を相手にしている渋谷署のお巡りさんならでは。

街中で小競り合いが多発

 午後22時30頃、センター街のファストフード店奥。コスプレ姿同士の女性が小競り合い。長い髪を振り乱しながら掴みあっている不気味な光景だが、横にいる仲間の男たちは青い顔をして立ち尽くすのみ。その周りにはスマホで様子を撮影しようという、これまたコスプレ姿の若者たち。  午後23時頃、東急ハンズ付近。普通の格好をした男性グループ数人が取り囲んでいたのは、ベロベロに酔ったスーツ姿の女性。口元から髪にかけて、嘔吐物がこびりつき、グレーのスカートがびっしょり濡れている。その場にいた男性によれば「酔いすぎてゲロを吐き、たった今漏らした」のだとか。取り巻きの男性の中には、そんな彼女の姿を、これまた面白おかしく撮影しようとする者も……。
ハロウィン

当日の渋谷ハロウィンの様子

痴漢や盗撮も…

 日付変わって、10月28日午前0時、再びセンター街に戻ってきた。警官が終電での帰宅を呼びかけていたが、「終電なんか関係ない」という気合の入った若者たちがメインになり、その盛り上がりもピークに。  ニップレスだけ、胸をボロンと露にした女性を男性たちが取り囲み、次々と胸にタッチしている。その女性の仲間だろうか、横には極端なミニスカート姿の女性。付近には初老の男性が佇み、右手には一眼レフカメラ。よく見ると、彼女たちのスカートの中を撮影しているようだ。また、その盗撮男の後ろには、それを撮影しようとする若い男たちが……。

酔っぱらいの集団が軽トラックを…

 午前1時頃、センター街のファストフード店前。大きな掛け声の方向に向かっていくと、道路の真ん中に軽トラックが横たわっていた。こちらは大々的に報道されていた光景だ。  男性ら数人が雄たけびを上げ、またしてもそれをスマホのカメラで撮影している取り巻きが。すぐに警官が駆け付け、野次馬を排除している。付近にいた女性によれば「軽トラの荷台にたくさんの人が乗り込み、飛び跳ねていた」という。その後、トラックを大勢が取り囲みひっくり返したらしい……。
次のページ right-delta
さまざまな店で盗難被害も
1
2
新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。

記事一覧へ
おすすめ記事