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清原だけじゃない「シャブ中の高齢化」。乱用者6割が40代以上の現実

「清原和博シャブで逮捕」の報は、イイ年こいた男が子供のおもちゃで遊ぶ情けなさがにじみ出ていた。だが、薬物専門家たちの話を聞くと、どうも今どきの覚醒剤は、若者の娯楽アイテムではなくなっているらしい。

覚醒剤イメージ

清原だけじゃない、シャブ中の高齢化


 ここ30年のプロ野球選手の中でファンに最も愛された男が、捜査車両の後部座席に押し込まれる姿は衝撃的だった。バット一本で生涯年俸50億円を叩き出した清原和博、48歳での転落劇である。

 清原に覚醒剤を売っていたという密売人の逮捕や、芋づる式に逮捕も……といったことばかりが報道されているのだが、実は今回の事件で注目すべきは、清原のような分別盛りの中年世代にシャブ汚染が広がっていることだ。薬物事件に詳しい弁護士の小森榮氏は次のように指摘する。

「昨今の覚醒剤乱用者は、40代以上の中高年が約6割です。私が担当した事件で言えば、上司と部下の板挟みに苦しむ中小企業の課長や、一流企業をリストラされ給与の不満や仕事のストレスから覚醒剤に手を染めた事例もありました。

最も多いのは、アルバイト収入に頼っていて生活が安定しない中高年たちです。生活保護受給者もおり、自分で覚醒剤を買うお金は出せないから、『仲買人』として仕入れてその上前をハネる。そして、ときたま使うから“効きすぎて”テンぱってしまい、逮捕されていました」

 どこかで輝いたこともあったであろう人生の、折り返し地点を回った中高年たち。あまりにも悲しい姿を晒しているのはスター清原だけではないのだ。

清原だけじゃない「シャブ中の高齢化」…乱用者6割が40代以上の現実【小森 榮氏】
1000件を超える薬物事件を担当している弁護士。国内外の薬物事情に精通しており、その弁護経験を集約した実務書『もう一歩踏み込んだ薬物事件の弁護術』は、薬物事件に携わる弁護士のバイブル的存在

※写真はイメージです
― [シャブ中の高齢化]が止まらない! ―

もう一歩踏み込んだ薬物事件の弁護術

GENJIN刑事弁護シリーズ15




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