バドミントン五輪候補選手が訪れた違法カジノはいったい何が「違法」なのか【コラムニスト木村和久】
でも実際のカジノは結構シビアですよ。そもそもカジノは「カード」「ルーレット」「スロット」の3つに大別される。カードはブラックジャックやバカラをやるが、対戦相手はプロのディーラーだ。勝てるわけがない。
じゃルーレットはどうだ。昔、ルーレットのディーラーが、0か00に入れる練習をしてたのを見たことがあるが、ごくたまにだが、イカサマなしで、できたからね。そんなディーラーたちと、闘えますか。ルーレットは、勝っている金持ちの張る所に、相乗りするに限る。これが賢明ですな。
じゃスロットマシンはどうなの。貧乏人はこればっかりだが、けどそれやるなら、パチスロでいいじゃん、合法だし。ラスベガスに行ってスロットをやったら、実はマシンは日本製だった。そういうことありますよ。
ちなみに闇カジノで働いているバニーガールは違法労働なのか?そりゃ違法カジノの従業員だから、法律に触れるわけですよ。世の中、デリヘルで見ず知らずのオヤジに、性器をベロベロされて働く女性が勤勉かつ合法で、カジノバーでバニーガール姿をしてドリンクを配る女性が法律的にはアウトとは、不条理だよね。
個人的な意見を言わせてもらえば、さっさとカジノを解禁してはいかがかでしょう。騒ぐのは最初だけで、そんなに問題は起きないと思う。最近はデリヘルが解禁(1999年)になったでしょ。あいつらは、こっそり営業している限り、税金を払わない。じゃ正式に認めるから、税金を払ってとなったわけ。巷にある違法カジノも100以上あると言われており、取り締まりが追いつかない。だったら税金を払ってもらう代わりに、合法にしたら。
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
カジノを解禁にし、最初は特区にして、限定された場所でやる。特区以外のカジノは違法だから取り締まる。そうすればカジノバーで働くバニーガールも、めでたく合法バイトになるってもんですよ。
■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦1
2
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ