雑学

ゲーム感覚でドーパミンを分泌!「インスタントな幸福感」を得る方法

 大企業の経営悪化に未成年の自殺など、暗いニュースが目立つ現代。実態以上に幸せを感じづらい中、些細なことで幸福感を覚えてる人も存在する。こうした些細な幸福感の積み重ねが、日常のストレス緩和に役立っているらしい。そこで今回、インスタントな幸福感のメカニズムを明かし、いつでも超手軽に幸福になれる方法を探ってみた!

“報酬系”ホルモンの代表格「ドーパミン」。成功か失敗で幸せは紙一重!?


値札シール

貼ってある値札シールをキレイにはがせたときに感じる幸福感は、ドーパミンによるもの

「人間が夢や目標を実現しようと頑張ったり、ハングリーな状態になったりすると分泌されるのがドーパミンです。ストレスを厭わずに努力をするとか、厳しい訓練に耐えて優勝を目指すなどすると分泌されます。そして目標が達成したときにも大量に出ます。これが幸福感の形態・メカニズムの一つです」(脳生理学者で東邦大名誉教授の有田秀穂氏)というように、目標設定で気持ちが高まり、達成することがドーパミン系インスタント幸福感を得る決め手だ。

 もちろん、大きな社会的成功やスポーツの大会での優勝などを設定すればいいのかもしれないが、あくまでも狙うのはインスタントな幸福。そこまで大きな目標でなくとも問題はない。

ゲーム感覚でドーパミンを分泌


 例えば、「購入したものに貼ってある値札シールをキレイにはがせたとき」の気持ちよさも、ドーパミン系によるものだ。

 また、日常の些細なことにゲーム性を持たせて挑戦するのも、ドーパミンを出すことには効果的だ。

 例えば、「電車で、立っている自分の目の前に座っている人が、ピンポイントで降りて座れた」や「トイレットペーパーをぴったり使い終えたとき」、あるいは「USBメモリを上下間違わずに1回で差せたとき」のようなことや、「読みかけのページを一発で開けたとき」のように、日常の些細なシーンで起きる「博打」的要素に勝ったことで感じる小さな幸福というのは、ドーパミンの分泌による部分が大きい。

読みかけのページ

「読みかけのページを一発で開けたとき」…難易度が高いだけに幸福感も大

 特に、USBメモリの場合、上下が正しいか否かという50%の確率なのがキモだ。

「当たる確率が50~70%というのは、脳科学的にももっとも気持よくなる確率です。ドーパミンが分泌されますし、失敗の不安を抑えようと抗不安作用を持つGABAも出ます」(脳科学者で諏訪東京理科大教授の篠原菊紀氏)

 とはいえ、記者が実際に試したところ、ことごとく失敗。あまり低い目標だとドーパミンも出にくいとはいえ、もう少し運がないとインスタントな幸福にもありつけないかもしれない……。

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