「私たちは飲み会の接待要員じゃない!」ハイスペリーマンの身勝手なマッチングアプリ使用法に女性たちが怒りの告発
数多くのマッチングアプリの中でも、20代前半の若い女性に圧倒的な人気を誇っているのが、海外生まれの“Tinder”。顔写真と学歴・社名などのスペックが全面に出るデザインのため、ハイスペ男性と出会うために使用している女性も多いことはすでに報じたとおり。
いっぽう、男性側は真面目な婚活・恋活というよりは、顔やスペックに自信がある者が「ヤリモク」で使用しているイメージが根強い。
しかし、実際に女性利用者に話を聞いてみると、ハイスペ男性の「ヤリモク」以外のTinder使用方法が判明した。
「数日前にマッチングしたものの、まだメッセージ交換はしていなかった男性から、夜11時頃に『いま飲んでますか?』と突然メッセージが来たのが始まりでした」
こう語るのは、Tinder歴3か月の佐奈さん(26歳・仮名・渋谷の大手IT企業の子会社勤務・世田谷区在住)。
「改めて男性のプロフィールを見ると、東大卒のイケメン。私たちは銀座で飲んでいたのですが、『俺ら六本木で飲んでるから今から来なよ。タクシー代払うし!』と言われ、女子2人で六本木交差点に移動。
待っていた男性陣3人に会員制のカラオケバーに連れて行かれた。
「カラオケに入ってからも、こちらのパーソナリティに関する会話は一切なし。名前も最後まで覚えてもらえませんでした。『俺ら3人の年収合わせると、7000万円超えるんだよ』という露骨な年収自慢や、『海外生活が長かったから、俺ちょっと日本語不自由じゃない?』といった海外いってますアピールにひたすら付き合わされました」
佐奈さん曰く、さらにキャバ嬢のような振る舞いすら要求されたのだとか…。
「カラオケでは恋ダンスや手拍子などのノリの良さを強制され、私たちラウンジ嬢じゃないんだけど…ってなりましたね。いくらハイスペとは言え、ホテルに備え付けの使い捨て歯ブラシのような扱いに少し腹が立ちました」
このような経験を持つのは佐奈さんだけではない。Tinder歴1ヶ月の亜衣さん(24歳・仮名・美容整形クリニックの看護師・渋谷区在住)も苦い記憶を持つ。
「女子3人で集まってスタバでTinderを見せあいっこしながらイケメンの品評・スワイプ会をしていたところ、その場でマッチしたスポーツマン風の慶應卒イケメンから『これから男友達と飲むから来ない?』とメッセージが来たんです」
佐奈さんらが向かったのは西麻布にある慶應OB経営のバー。ここには慶應の現役学生からOBまで様々なハイスペ男子が集まり、夜の三田会が開かれている。ときには清楚な聖心女子大生を求め、男たちが骨肉の争いを繰り広げることもあるという。
「男性メンバーも全員慶應卒でしたが、一人だけ明らかに40代のハゲたおじさんがいたんです。周囲がその人をやたらと持ち上げるので、私たちもそれに追随せざるをえない状況。極め付けは『おーい!女の子、○○さんと連絡先交換した?』と、40代おじさんと強制的にLINE交換をさせられたことです」
なんと、若いイケメンリーマンたちは佐奈さんの前でスマホすら出さなかったという。
Tinderは即席コンパニオン探しにだけ使用
おっさんの接待に動員されるTinder女子たち
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