更新日:2024年02月01日 11:05
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日本人の肝機能異常は30年前の3倍!「気づいたときには手遅れの肝臓」を積極的にケアするには?

提供元:カゴメ

 30~40代になると、健康診断や人間ドックの数値異常は当たり前。「そりゃあ、オレも中年だから」と、少しぐらい悪い結果が出ても大したことはないと高を括っている人もいるはず。なかでも、「γ-GTP」「ALT」「AST」といった肝臓の数値異常で、何かしら指摘を受けている人は多いだろう。なぜなら日本人の肝機能異常は、すでに肥満や高血圧を抜いて生活習慣に関わる異常の第1位! 実は人間ドック受診者の3人に1人が肝機能に異常を抱えているという報告もある(※1)。

酒は百薬の長。ちょっとぐらいの数値異常は問題ないっしょ!

 酒量が多い人はもちろん酒量が少ないからと油断している人も要注意。飲酒が肝臓に大きな負担をかけていることは言うまでもないが、それだけではない。飲酒以外にも油っこいものや甘いもの、肉や卵の食べすぎも注意が必要。さらにストレスや睡眠不足などといった生活習慣を続けていると、じわじわと肝臓に大きな負担がかかっていくのだ。  日本人間ドック学会の調査によれば、肝機能異常を抱えている人は年々増加傾向。30年前に比べて約3倍にまで増加しているという。肝臓は「沈黙の臓器」と言われていているだけあって、多少の不調があっても症状が現れない臓器として知られている。脂肪肝、高血糖、脂質異常など、症状が末期にならないと自覚症状が出にくいため、気づいたときには手遅れということも多いそうだ。  そうならないためには、肝臓に負担がかかる油っこい食べ物、菓子類、肉、卵、小麦粉などを意識的に控え肝臓を休ませる食事を心がけるだけでなく、肝臓を積極的にケアすることも必要だ。

オ、オレは手遅れなのか~

肝臓の解毒力を高めるスルフォラファン

 なかでも肝臓ケアに適した食べ物として注目されているのが、スーパーフードと呼ばれる野菜「ブロッコリースプラウト」。一見するとカイワレのようだが、ブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトに多く含まれているスルフォラファンという成分には、体内の解毒酵素を活性化し、肝臓の解毒力を高める働きなどもあることがわかっている。  このブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンの量は、成熟したブロッコリーの約20倍。スルフォラファンの1日の摂取目安量は30㎎(※2)なので、ブロッコリーなら約1株分、ブロッコリースプラウトなら1.5パック分に相当する(※3)。まあ、毎日ブロッコリー1株やブロッコリースプラウト1.5パック分を食べるのは、かなり意識しないと大変だ。もちろん、こうした野菜以外にも手軽に効率よくスルフォラファンを取り入れる方法もある。

右がブロッコリースプラウト、左がカイワレ。一見するとカイワレのほうが元気があってカラダによさそうだけど

 しかも最新の研究によれば、スルフォラファンには肥満抑制効果と腸内細菌の改善効果があることも、マウスを使った実験では明らかになっている。肝臓の解毒力を高める、悪酔い軽減などとともに、今後ヒトへの効果が期待されるだろう。

30歳過ぎたら油断はダメダメ!

 もちろん肝臓に限らず健康診断や人間ドックの結果が悪いと、最悪、生命保険会社に引き受けてもらえず、生命保険に加入できなかったり、部位不担保と呼ばれる条件付きの引き受けになるなんてこともある。「少しぐらい悪い結果が出ても大したことはない」と先延ばしにせず、そろそろ何かしらの対策を本気で考えるときではないだろうか? <文/日刊SPA!取材班> ※1 公益社団法人日本人間ドック学会 2014年「人間ドックの現況」 ※2 スルフォラファングルコシノレートとして ※3 米国BPP社、カゴメ調べ ●スルフォラファンの詳しい説明はこちら 提供:カゴメ
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