アベノミクスでもなぜか値上がりしない、ロレックスの変わり種「ミルガウス」の魅力
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
こんにちは、斉藤由貴生です。腕時計だけでなくクルマも好きな私ですが、最近中古車を探していると「総支払額が高くなった」という気がします。しかし、それは値上がりしたのではなく、4月から発生する自動車税が総額表記の中に含まれているだけ。一見すると、「割高」に見えるのですが、3月に買った場合と比較しても結果的に支払う額は変わりないのです。
腕時計も近頃、クルマのように5万円前後値上がりしているという感覚があるのですが、こっちは立派な値上がりです。腕時計はクルマと違い、所有しているだけで発生する税金なんてものはないため、「値段が上がった」ということは「価値が上がった」という認識でいいでしょう。
以前の記事「トランプ大統領によってロレックスも値上がり」にも書いたように、最近ロレックスを筆頭に腕時計は全体的に値上がり傾向。
このように値上がり傾向な時期の場合、すでに所有している人からすると「自分の腕時計を高く売れるかも」とうれしい反面、これから時計を買おうとしている人からすると「なんだか割高で買いたくない」という判断にもなりそうです。しかし、何本も時計を所有する愛好家のみなさまは、どの時期だって「買いたい」のです。そして、どの時期でも「買い」な腕時計はしっかり存在します。
そんなみなさまを勇気づけるためにも、私が率先してこの割高と感じる時期に、あえてロレックスを買えば参考になるのかと思いました。そして買ったのがこの時計、ミルガウス116400黒文字盤。
なぜこの時計を選んだかというと、理由はいくつかあります。1つは、このミルガウスという時計の値動きが面白いという理由。
リーマン・ショックで大暴落したロレックス
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『もう新品は買うな!』 もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう ![]() |
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