ライフ

肉をたくさん焼いてはダメ! バーベキューを盛り上げる「3つの“ちょい”」とは?

 いよいよバーベキューシーズンの到来である。河原や海辺で火をおこし、肉や魚を焼きたくてウズウズしている人も多いはずだ。そこで今回はバーベキューで株を上げるにはどうすればいいかを紹介したいと思う。

「ちょい●●」で雰囲気はグンと盛り上がる

 以前も日刊SPA!「ワンランク上の【大人のバーベキュー】を楽しむ方法」という記事にしたのだが、バーベキューはいろいろな思い込みによって、結果的に残念なものになってしまう。その思い込みとは大きく分けて2つだ。 ・バーベキューはお肉をたくさん焼くもの ・野菜は焼くもの  まずはこの思い込みから脱却してみることをオススメしたい。だが、野菜は焼くものというのは、生野菜を用意すればいいとして「バーベキューはお肉をたくさん焼くものじゃない」と言われても、何をどうすれば言われただけではわからないもの。そこで脱却するためのキーワードとして私が掲げているのは「ちょい●●」である。 ・肉や食材の量は“ちょい少なめ” ・肉は“ちょい高め”でいいものを選ぶ ・ハンバーグや魚など“ちょい変わった”食材を焼いてみる ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1328493
バーベキュー サーモン

魚はサーモンや鮭ハラスなど、脂の乗ってる魚がオススメ

 どうだろう? まずはいつものバーベキューを想像してみてほしい。大量に肉が網の上で焼かれ、食べる機会を逸した肉が丸焦げになり、肉ばかりを食べなきゃと野菜を無視していたら炭化した玉ねぎやピーマンが網の端に追いやられる。肉は大量に焼かれるが、お酒も飲んで酔っ払い、最初の食欲はどこへやら。満腹感で肉は喉を通らない。しかし、買った肉は大量にあって焼かなきゃいけないと網の上には食べることのない肉が乗せられていく……。そんな光景がよくあるバーベキューの光景だろう。  そして次いでこの「ちょい」をキーワードにしたバーベキューを想像してみてほしい。サシの入った“ちょいイイ肉”が食べる分だけ並べられ、焦がしちゃダメだと焼き方にも熱が入る。食べる側も美味い肉を食べたいと虎視眈々と焼き上がりを待ちながら、傍らに置かれた塩だれキャベツをつまんだり、巻くために置かれたサニーレタスを用意する。肉を食べて満足したら、その時、ちょうどハンバーグとサーモンなど、いつものバーベキューとは“ちょい変わった食材”が焼き上がる。炭火で焼かれた香ばしさが、普段食べるハンバーグやサーモンとひと味違った味を演出。酒も美味い、そして、味わって食べることで満足感も倍になる。気がつけば、食材は“ちょい残った”だけ。ゴミの心配も少なく、後片付けはいつものバーベキューの2倍は楽になる。
バーベキュー 塊肉

男のロマン、塊肉もオススメ。塊で焼く場合は焼けた側面をナイフで削ぐようにして切り分け、また網に戻して焼いて……を繰り返しながら食べる。ブラジルのシュラスコの要領で焼けば、素人でも簡単に焼ける

 お肉の量もバーベキューだとどうしてもどんぶり勘定になりがちだが、冷静に考えて欲しい。焼肉屋に行って自分はどのくらいの量の肉を食べているかと。おまけにバーベキューは屋外、夏場だと日差しも強くビールなどの飲み物をガンガン飲んでしまう。そうなると、いつも以上にお腹に入る量は少なくなる。目安は他の食材との兼ね合いにもなるのだが、焼肉用カルビであれば、男性は1人前5~7切れくらいを目安にするくらいでいいだろう。カルビ5切れとは少なくないか?と思おうかもしれないが、他にも鶏肉やソーセージ、野菜、さらには〆で焼きそばなどもあるし、飲み物のことも考えれば決して少ない量ではない。  どうだろうか? “ちょい●●する”だけで、いつもよりも格段に美味しくて、盛り上がり、そして満足できて片付けが楽になるのである。
次のページ right-delta
野菜の扱い方で女子ウケが格段に変わる
1
2
日刊SPA!編集。SPA!本誌では谷繁元信氏が中日ドラゴンズ監督時代に連載した『俺の職場に天才はいらない』、サッカー小野伸二氏の連載『小野伸二40歳「好きなことで生きてきた~信念のつくり方~』、大谷翔平選手初の書籍となった『大谷翔平二刀流 その軌跡と挑戦』など数多くのスポーツ選手の取材や記事を担当。他にもグルメ、公営競技の記事を取材、担当している

記事一覧へ
おすすめ記事