雑学

離婚がきっかけで借金生活に突入した30代会社員の苦悩「養育費はもはや借金です」

 借金を巡る状況に変化が起きている。「カードローン」の人気が爆発、ネットで手続きが完結する借り方も浸透し、こっそり摘まむ人は後を絶たないのだ。しかし、いくらラクに借りられても、ハマれば待っているのは泥沼。果たして、隠れ借金リーマンはどのような生活を送っているのか? ここでは、のっぴきならない理由で借金を背負った男のシリアスな日常を紹介する。

「養育費はもはや借金です」会社に内緒のバツイチ生活

――――古畑祐介さん(仮名・32歳・中古車営業・年収500万円)の場合

 単なる散財や小遣い不足だけではなく、会社員にとって離婚も借金の大きな原因となる。「養育費っていうのは、もはや借金ですよ」と漏らす古畑さんは、離婚してから約1年が経つ。

「3年前に第一子を生んでから嫁さんとのケンカが絶えなくなった。1年ほど別居し、その流れで離婚になりました。当時は別居費用も僕が払っていたんです。2軒分の家賃と生活費。当然のように生活費が足りなくなりました」

 毎日のランチは「嫁が育児で手一杯だから」と苦しい言い訳をしながら、毎朝自分で弁当箱に詰めた白米を、カップラーメンをおかずにして食べるように。それでも限界が来て、「銀行カードローンで100万円ほど借りた」という。離婚後は養育費5万円と元妻がまだ働けないために生活費も月5万円ほど支払う日々。それにカードローンの返済が約3万円。手取り30万円超の彼からしてみれば、毎月給料の半分近くが自動的に消えていくことになり、「クレジットカードの請求額が毎月右肩上がりになっていて、今後が怖い」と漏らす。そして、そんな生活の苦しさを同僚には話せない理由がある。

「実は、元嫁とは僕が担当する一番の太客の紹介で出会いました。職場の上司から結婚前に『別れられないぞ』と釘を刺されたのを押し切って一緒になったので、離婚したことはいまだに会社に内緒。SNSとかで足がつかないように苦心しています。元嫁もその弱みを知ってるから強気なんですよね」

 ちなみに、世間一般に目を向けると養育費を毎月きちんと払っているのは約2割(厚労省調べ)。養育費は子供の年齢や収入で変わるが、14歳以下の子供が1人で支払い側が年収500万円、受け取る側が年収400万円なら月2万~4万円ほどが相場だ。養育費をきちんと支払われないため、困窮する母子家庭が増えているという。

 5/30発売の週刊SPA!に掲載されている特集『普通のサラリーマンが苦しむ[隠れ借金]白書』では、上記のような負債を抱えた会社員が自分の窮状を告白。また、「隠れ借金リーマン200人」にアンケート調査を敢行し、「借入先」「月々の返済額」「隠れ借金生活の辛さ」「バレる恐怖を感じた瞬間」などを徹底調査。明日は我が身な借金問題を多角的に取り上げている。

<取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>

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表紙の人/ 上戸彩

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