更新日:2017年07月29日 12:56
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休日の短パンおじさんが悩む「外出時のバッグをどうするか」問題

 本格的なサマーシーズンを迎え、短パンを穿かずにはいられない! 街ではもちろん、休日にフェスやBBQ、アウトドアなどに出掛ける人も多いのではないか。そこで問題になるのが、バッグや小物入れをどうするのか。我々おじさんはどんなアイテムを持ち歩けばいいのだろうか……。  街中では定番のショルダーバッグはもちろん、大きめの財布をポーチの代わりにしている短パンおじさんも見かける。では、今年のファッション的にどれがアリ/ナシなのか。  2017年夏、短パンおじさんの小物入れ問題をスタイリストや専門誌ライター、一般女性などに聞いてみた!
短パンバッグ1

取材や打ち合わせがない日は、短パンに“サコッシュ”というバッグで出社する記者。そろそろ上司に怒られないか心配だ…

ちょっと微妙な小物入れを発表! トレンドに変化アリ!?

 まずは、短パンおじさんがコレを小物入れとして持ち歩いていたら“今年はあまりイケてない”というアイテムから。なんと、近年のトレンドに変化が見られるらしい……。 ・クラッチバッグ  ここ数年で一世を風靡、定番のひとつとして認知されたクラッチバッグ。とはいえ、時代の移り変わりは激しい。「クラッチバッグは、今年のスタイルとしてはあまりオススメできない」とは、メンズ&レディース両方のファッション雑誌でスタイリストを務める吉田圭佑氏。 「ハイブランドからカジュアルブランドまで様々なモノが流行りました。年相応の(大人っぽい)アイテムとして人気となりましたが、逆にいやらしい感じがして、今年の気分ではないかも知れません」(吉田氏) 短パンバッグ2 また、ライフスタイルやカルチャー雑誌などで10年以上活動を続けているライターのA氏は、クラッチバッグを一刀両断する。 「そもそもクラッチバッグは、都内のファッション関係者などが、ちょっとした打ち合わせのときなど、必要最低限の資料やペン、メモなどを入れて“短時間限定”で外出するときに便利……ということからブームになりました。ただ、あれを1日中持ち歩いて過ごすのって、手が疲れますよね。飲み会のときなんか、何度か置き忘れてきちゃったこともあります(笑)」(A氏)  その人気から、ガジェット類やiPadなどが収納できるスリーブやポケットが装備されているタイプも発売されているクラッチバッグ。今後はメインではなく、荷物を整理するためのバッグインバッグとして活用するほうが無難かも!? ・ウエストポーチ(の腰付け)  ちょっとした外出時に、機能性やサイズ感もちょうどいいウエストポーチ。だが、“本来の着用方法”でタウンユースに落としてしまうと、イケてない印象になるらしい。 短パンバッグ3「コレはウエストポーチが悪いわけではありません。短パンと合わせて腰に巻いてしまうとマラソンランナー風に見えてしまうので、街でのファッション的には確実にイケてないですよね。せめて肩から斜めがけにしましょう」(吉田氏) ・大きめの長財布  バッグは持ち歩かず、大きめの長財布をそのまま手にして街を歩いている男性も少なくないだろう。一見、短パンおじさんの相棒的なアイテムにも思えるが。一般女性からはこのような声が聞こえてくる。 「たまに海っぽい格好にジミー・チュウなどのスタッズが付いた財布を小脇に抱えているおじさんを見かけますが、少しコワいかも。キャバクラではお金をもっていそうに見えるからモテるかも知れないけど、普段の生活では不便でしかないのでは?」(20代・事務) 短パンバッグ4 たしかに、ブランド志向や見栄を好む女性は寄ってくるかもしれない。しかし、一般女性の観点ではあまり好感度は高くない模様。だが、そもそも長財布がカバン代わりとして使われる背景について、かつてギャル男ファッション雑誌『men’s egg』で編集者を務め、長年に渡り渋谷の変遷を見てきたライターの井上キャバ男氏がこう言う。 「約7年ほど前、渋谷界隈では“オラオラ系”というスタイルが大流行しました。その際はセカンドバッグがトレンドにもなりました。ハイブランドを大胆に見せびらかすのがステータスでもありましたので、ルイ・ヴィトンやボッテガ、レザーの長財布などをそのまま持ち歩く人がチラホラと増えました。その流れを汲みながらもトレンドが海外セレブ寄りにシフトしたので、いまでも長財布をカバン代わりにしている人がいるのではないでしょうか」(キャバ男氏)
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“今っぽい”短パンおじさんに見える小物入れは?
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明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi

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