更新日:2022年10月24日 00:48
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日常からアイディアを生み出す発想術「すべてのことはメッセージ」【魂が燃えるビジネス】

 スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』の主題歌「やさしさに包まれたなら」にこんなフレーズがあります。 「カーテンを開いて 静かな木洩れ陽のやさしさに包まれたなら きっと目にうつる全てのことは メッセージ」  人間の心にはそうした万能性があります。それを発揮できるのは心が開いている時だけです。「AをすればBになるはずだ」という考えに囚われると、心の扉は閉じてしまいます。方法論やロジックにこだわることで、かえってアイディアが枯れてしまうのはなんとも皮肉です。  学校教育によって私たちは「できるだけ早く正しい答えを見つけなくてはならない」と思い込まされています。しかし、それが通用するのはペーパーテストのように正解が決まっている問題だけです。  そうしたノウハウが役立つ場合もありますが、すべてがそれで片づくわけでもありません。仕事について、あるいは人間関係について、新しい視点を欲している時はまさにそうでしょう。  ある意味で私たちは学校教育よりも以前、子供時代には返らなくてはなりません。子供の頃は疑問を持つのが当然でした。「なんで? どうして? あれは何?」と親にいくつも質問を投げかけ困らせた経験が誰にでもあると思います。  しかし大人になった私たちはもう少し分別がつきます。自分に問いかけ、自分で答えを見つけられるからです。問いの状態でいるのは悪いことでも迷惑でもありません。それなのに「答えが出なくて居心地が悪い」と誤解して嫌がるから、私たちは拙速に答えを求めてしまいます。  問いを持って日々を生きていると、やがて日常が答えを教えてくれるようになります。「すべてのことはメッセージ」というのが耳当たりのいいフレーズではなく、紛れもない現実だと実感できた時、あなたは前よりも自分を許せるようになるでしょう。 佐々木【佐々木】 コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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