更新日:2022年10月24日 00:59
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小池百合子・小泉純一郎“極秘”会談の中身――何も知らず小池劇場に引っ張り出された小泉元首相

小泉元首相の主張とは異なる小池代表の「原発再稼働容認」

会見で原発再稼働について聞くも、小池代表は無言で退出

 しかしその後、小池代表(都知事)は「原発ゼロ」を旗印に非自民勢力を結集するどころか、「排除の論理」で脱原発派議員を含むリベラル派排除を公言、急速に支持を失っていった。さらに10月3日には、五輪関連イベントで訪れた鹿児島で、原子力規制委員会が“お墨つき”を与えた原発再稼働を容認するコメントを発した。  小泉元首相の主張する「原発ゼロ」は、「日本は福島原発事故から約6年半、ほぼ“原発ゼロ”でやってきた。このまま再稼働せずにいればすぐに実現できる」というもの。そこで、10月6日の都知事会見の終了直後、記者は「小泉さんは再稼動反対ですが」と聞いたが、小池代表は無言のまま立ち去った。見かけ倒しとなってしまった感のある希望の党の「原発ゼロ」政策を、小泉元首相がどう見ているのかが注目される。 取材・文・撮影/横田一 ※『週刊SPA!』10月17日発売号では「総選挙 大マスコミが報じない争点を徹底比較する!」という特集を掲載中。
ジャーナリスト。『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』(扶桑社)、小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)編集協力、『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
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週刊SPA!10/24号(10/17発売)

表紙の人/ 小倉優香

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