メンズのチェック柄は色合わせがポイント/フェンディに学ぶ
【モードをリアルに着る!オム Vol.4/小林直子】
ウィメンズでは2016年ごろからヘリテージチェックを始めとする各種チェックが、流行っていますが、その流れはメンズにもやってきています。そしてこの流行は2018年秋冬へと続き、これから当分の間、チェックははやり続けると予想されます。
さてチェックです。チェックには、2色で構成されているギンガムチェックや千鳥格子、多色で構成されているタータンチェックやマドラスチェックなど、さまざまな種類があります。今回の流行は特にどのチェックがはやっているというわけではありません。また、アイテムもチェックのシャツ、スーツ、コート、ネクタイ、マフラーなど、多岐にわたっており、これさえ持てば今風のおしゃれというアイテムもありません。どんなチェックでもいい、そしてどんなアイテムでもいい、チェックを取り入れること、それが今の気分です。
さて、2018年の春のコレクション、フェンディを始めとして多くのブランドがチェックのスーツ、コート、シャツ、ネクタイなどを提案していました。
ではここで、チェックを着ておしゃれに見せる基本について学びましょう。基本は1つだけです。それは、「全体のコーディネートの色をチェックで使われている色だけで構成する」です。
例を挙げます。
バーバリーのカシミアマフラーを選んだとします。一番有名なバーバリーのチェックは、黒、白、赤、ベージュで構成されています。もしこのマフラーを選んだのなら、全体のコーディネートは黒、白、赤、ベージュで構成します。つまり、シャツは白、パンツはベージュ、靴は黒という具合です。必ず全部の色を取り入れる、という意味ではありませんから、使わない色があっても構いません。つまり、赤が入っているからといって、赤を必ずどこかに入れる必要はありません。とにかく全体のコーディネートで使う色は、そのチェックで使われている色以外のものは使わないようにします。
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ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に。新刊『お金をかけずにシックなおしゃれ 21世紀のチープシック』が発売中
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