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ジャパニーズメタル入門者はまずこれを聴け! ジャンルを築いた名盤5選

“ジャパニーズメタル”を代表するアルバム5選

●LOUDNESS『THE BIRTHDAY EVE ~誕生前夜~』(1981年)

LOUDNESS『THE BIRTHDAY EVE ~誕生前夜~』(1981年)

 ジャパニーズメタルの起点となったバンドの1stアルバム。元LAZYの高崎晃と樋口宗孝を中心に結成。1曲目「Loudness」での高崎のエレキギターのアーミングは、ジャパニーズ・メタルの産声だった。  帯キャッチコピーは、“悪魔に魂を売った天使(エンジェル)たち!”。二井原実<vo>は元Earthshaker。オススメするのは4thアルバム『DISILLUSION~撃剣霊化~』(1984年)だが、まずは原点を押さえておきたいところ。全てはこのアルバムから始まった。  彼らは1985年、旭日旗ジャケットの5thアルバム『THUNDER IN THE EAST』にて全米デビューし、いきなりビルボードチャート74位を記録した。同アルバムは日本でもオリコンチャート4位に入り、日本レコード大賞の優秀アルバム賞を受賞した。 ●Earthshaker『FUSITIVE~逃亡者~』(1984年)

Earthshaker『FUSITIVE~逃亡者~』(1984年)

 「記憶の中」「More」「FUGITIVE」収録の2ndアルバム。死ぬほどメロディアスなのに、歌謡曲に堕していない! この踏ん張りこそがジャパニーズ・メタルであり、洋楽メタラーにも認められた理由だろう。「ナイフを握りしめた~」の歌詞が心に刺さるB面1曲目「More」は、メタルの枠に留まらず、日本のロック史に残る永遠の名曲。興味がなくとも、教養のひとつとして聴いておきたい。当時、多くのギター少年が、シャラ<g>のギターソロをコピーしたそうだ。
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3枚目から5枚目を発表!
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5月1日発売の拙著『ジャパメタの逆襲』では、他にも5枚追加し名盤10選を紹介しているので、気になる方はそちらでぜひ、チェックしていただきたい。

ジャパメタの逆襲

LOUDNESS、X JAPAN、BABYMETAL、アニメソング……今や世界が熱狂するジャパニーズメタル! !  だが、実はジャパニーズメタルは、長らく洋楽よりも「劣る」ものと見られていた。 本書は、メディアでは語られてこなかった暗黒の時代を振り返る、初のジャパメタ文化論である。★ジャパメタのレジェンド=影山ヒロノブ氏(アニソンシンガー)の特別インタビューを掲載!

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