更新日:2018年05月11日 15:54
エンタメ

X JAPANのhide 没後20年に明かされる、BABYMETALや松本清張との奇縁!?

三浦半島に眠るhide

hideの眠る三浦霊園入り口(筆者撮影)

 品川駅から約1時間半程度の場所、神奈川県三浦市にある三浦霊園に、hideは眠っている。同霊園は1995年に設立された比較的新しい墓地であり、緑に囲まれ、海も近く、ロケーションに恵まれた場所だ。近辺には広大なレタス畑もある。

hideの墓には今も花が絶えない(筆者撮影)

 三浦霊園は、hide以外には、日本のTVドラマや映画に数多く出演した台湾人女優の范文雀や、元々はインド独立運動家で「ナイルレストラン」経営者のA.M.ナイルなどの有名人が眠っている。外国人の墓が多く並んでいることが、同霊園の大きな特徴と言えそうだ。  街中にあるお寺には、外国人の墓は少ない。檀家制度が根強く残っているため、外国人が墓に入りにくい状況があるのだろう。それよりも、宗教・国籍不問の公共の墓地や、校外の巨大な私営墓地に外国人の墓が多いように思う。  三浦霊園に外国人の墓が多い理由は、日本人と違って外国人は、郊外に墓を建てる風習および歴史的経緯があるからだろう。火葬の多い日本と違って、欧米では土葬が主流なので墓地に土地を必要とし、街はずれの広大な土地に霊園を作る。また、土葬は死因の一つである病原菌もそのまま埋葬するため、伝染病を避ける目的もあるのだろう。  さらに言えば、三浦霊園に並ぶ外国人の墓は、圧倒的に在日韓国・朝鮮人のものが多いようだ。その理由としては、神奈川県は、韓国・朝鮮人の人口が都道府県別で5番目に多く、そして韓国・朝鮮人も、欧米と同様、郊外に墓を建てる。また、霊園が設立した1995年以降、戦前・戦後に渡航および密入国した在日一世の多くが鬼籍に入りはじめたことも、その要因として考えられる。
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hideの家紋にまつわる意外な有名人たち
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(やまの・しゃりん)漫画家・ジャパメタ評論家。1971年生まれ。『マンガ嫌韓流』(晋遊舎)シリーズが累計100万部突破。ヘビメタマニアとしても有名。最新刊は『ジャパメタの逆襲』(扶桑社新書)

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ジャパメタの逆襲

LOUDNESS、X JAPAN、BABYMETAL、アニメソング……今や世界が熱狂するジャパニーズメタル! !  長らくジャパニーズメタルは、洋楽よりも「劣る」ものと見られていた。 国内では無視され、メタル・カーストでも最下層に押し込められてきた。メディアでは語られてこなかった暗黒の時代から現在の世界的ブームまでを論じる、初のジャパメタ文化論。★ジャパメタのレジェンド=影山ヒロノブ氏(アニソンシンガー)の特別インタビューを掲載!

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