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日本人妻と引き離されたクルド人男性が自殺未遂…入国管理局の非道

 日本人女性と正式に結婚し、本来であれば在留資格を認められる立場であるにもかかわらず、長期にわたって東京入国管理局の収容施設に拘束されているトルコ籍クルド人Iさん。彼が直面する状況はあまりに理不尽であり、重大な人権侵害だ。Iさんは愛する妻と離れ離れにされ、入管管理局職員からも暴力を受け、自殺未遂するまでに精神的に追い詰められている。

迫害から逃れ、難民申請中の日本で出会った女性と結婚


Iさん結婚式

Iさん(左)とMさんの結婚式の写真。幸せな結婚生活は、入管の収容によって奪われた

 Iさんは2010年末に来日した。Iさんの出身国であるトルコは、少数民族クルド人への迫害が続き、トルコ軍による独立派クルド人勢力の掃討作戦が行われている。徴兵制のあるトルコではIさんも兵役につかなくてはならず、それは同じクルド人同士で殺し合わなければならないことを意味する。そのため「平和で豊かな国」の日本に逃れてきて、難民申請をしたのだ。

 だが、日本は先進諸国の中でも桁違いに難民認定率が低い“難民鎖国”国家。2017年の認定率はわずか0.2%だ。Iさんの難民認定も現在まで認められていない。それでも、Iさんにとってトルコに帰るという選択肢はない。

 在留資格はないが、強制送還や収容を一時的に免除される「仮放免」を更新することで、Iさんは日本で生活してきた。そうした中で出会ったのが、日本人女性のMさんだ。IさんとMさんは昨年2月に入籍。親族や友人に祝福されて、同年6月に結婚式を挙げた。

在留資格も仮放免も認めず、その理由について何の説明もない


 幸せな結婚生活をおくれるはずだったIさんとMさん。しかし、入国管理局(入管)の対応で、状況は一変する。昨年2月に役所で入籍が受理され、入管側が求める質問書を提出したにもかかわらず、現在にいたるまで日本人Mさんの配偶者としての「在留資格認定証明書」がIさんには発給されていない。そのため「在留資格なし」という扱いとなり、Iさんは昨年10月以降、東京入国管理局(東京入管)の収容施設に収容され続けているのだ。

 法的に日本人女性の夫となったIさんの在留資格が認められないこと自体がおかしいことだが、仮に在留資格がない状態であっても、仮放免申請が認められた場合は収容施設から出ることができる。だが、その仮放免すら東京入管は認めないのだ。Mさんはこう嘆く。

「つい先日、4度目の仮放免が却下されました。なぜ仮放免すら認められないのか、まったく理解できません。仮放免が認められない理由も、どこがどう問題なのかの説明もありません。東京入管に行って『なぜ仮放免が認められないのか、夫を早く解放してほしい』と私が訴えた際も、入管職員に『あなたには関係ない』と言われました……。私はIの妻です。どうして、『関係ない』などと言われないといけないのでしょうか?」

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精神的に追い詰められて自殺未遂、さらに入管職員による暴力

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