更新日:2023年05月09日 17:00
恋愛・結婚

「SEXの負け組」から脱出し幸せになる処方箋

 50代の男性会社員を対象としたアンケート「負け組3000人の共通点」では、「自分は人生の負け組である」と考えている50代男性の三大共通点が「低収入」「低所得」「低貯蓄」であることが明らかになった。一方で、性生活においても「人生の敗北感」を生み出している要因は存在するのではないか……そんな仮定のもとに、40代当時のセックスに関するアンケートの回答を分析していったところ、ある共通点が編集部の目をひいた。それは「セックスの回数が著しく少ない」ということだ。 負け組

目指せ勝ち組! 脱・負け組SEXのススメ

「負け組の人たちは、古くさい男根主義に囚われているような印象を受けますね」と指摘するのは、AV男優の森林原人氏。 「『満足に女性をイカせることができなくなった』と考えている人が多いようですが、こういう人って、チンポで女性をねじ伏せることで女性の上に立とうとしているようなふしがある。一種のマウンティングですよね。でも、加齢で勃たなくなったり、発射できなくなったりした途端、彼らの立ち位置は一気に崩れてしまう。そうなったときに、次はどこでマウンティングするかというと、セクハラや痴漢みたいな方向にねじれたり、あるいは単に女性に八つ当たりしたり……これでは“負け組”になるのも当然です」  そんな悲劇から脱するには「セックスに対する固定観念を変えること」だと森林氏は言う。 「『男が女をリードしてイカせなきゃいけない』とか『挿入して射精するまでがセックスだ』とか、そんなの全部思い込みですよ。こうした思い込みから離れないと、セックスに対して“課題”ができてしまうので、セックスそのものを楽しむことができなくなってしまう。すると、確実に勃起力は衰えていきます」

裸で抱き合っているだけでいい…

 まずは一度、“挿入と射精”から離れてみるべし、と森林氏。 「僕は、性器を使わないセックスができるようになったときに、初めて本当に人間らしいセックスが始まると思っているんです。女性に聞いても、『毎回挿れなくてもいい』という人はすごく多いですよ。それよりは、裸で抱き合っているだけでいい……みたいな。もちろん、全く挿れないのは寂しいという意見も多いんですけど、それだって“繫がり度”の問題であって、必ずしもチンポでイカせてほしいとまで考えているわけじゃない。というか、そんなふうに考えるのはAVの見すぎですよ!」  挿入と射精はセックスの絶対条件ではない……そんなふうに考えることができるようになれば、男も女もラクになって、結果として男の“勃ち”もよくなるという。
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セックスだけでも“脱・負け組”を果たせば、幸せな50代になれる
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