全国共通「夏休み覆面パトカー対策」の基本。私はフェラーリで撃墜されました
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
先日、関越自動車道を走っていて、シルバーのクラウンの覆面パトカーを発見。我々は追越車線を流れに乗って走っていたが、ソレを抜いた後、敬意を表して左に車線変更し、バックミラーで観察しながらの走行となった。
当日は交通量が多かったので、しばらく獲物はなかったが、覆面に気付いたクルマが次々と走行車線に入ったことで、追越車線がポッカリ空いてきた。そこを、インプレッサがかなりの速度で、覆面を抜きつつ通過。ソレはすぐさま追尾体制に入り、直後にルーフに赤色灯をせり出させ、ものの1秒後には獲物を仕留めていた。
インプレッサのほうも、追尾直後に気付いて減速したので、「速度を計測できなかったのでは?」と思ったが、濃いフィルムを貼ったリヤガラス越しに、電光掲示で「パトカーに」「続け」と指示。御用となったようでした。
こういった追尾による速度計測は、「赤色灯を点灯させて300m必要」なんて言われているが、都市伝説である。そんなにずっと気付かないクルマなんてまずいないし。まあ1秒で御用と思ってください。
ということで、夏休み、ドライブの機会も増えるでしょうから、今回は覆面パトカー対策の基本を書かせていただきます。
覆面パトの全国共通のシンプルな見分け方
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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