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ワインを飲んで「飲みやすい」と言うのはダサい。どう言えばカッコいい?

 味わいは、口にしたときのインパクトの強弱や甘み、酸味などを感じてみましょう。強い/中くらい/弱い、の3段階くらいで上等です。ワインのアルコール度数は10~15度くらいですが、その強さもラベルを見ながら確認してみましょう。赤ワインの場合は、タンニンという成分による苦みもチェックします。苦みとはいえ、美味しさのキモになることもあるのです。

香りはフルーツにたとえるのが簡単です

 例えば、「見た目は緑がかっていて、グレープフルーツや草の香りがして、すっきりした酸味がある」といった感じになります。逆に言うと、この分析結果から、使われているぶどうはソーヴィニヨン・ブランかな? といった推測が可能になります。うわ、ライチの香りだ! というワインなら、ゲヴェルツトラミネールというぶどうを使っているな、とわかります。  香りや味を分析しようとすることで、きちんとそのお酒を楽しめるうえ、記憶にも残りやすくなります。自分がどんなお酒が好きで、どんなお酒が苦手なのかも把握できます。さらには、苦手なお酒を分析してじっくり飲むことで良さに気がつき、好きになってしまうことも多々あります。最初からハードルを上げず、まずは気軽にテイスティングしてみましょう。最初は何が何だかわからなくても、回数を重ねると必ずある程度は理解できるようになります。  今日は、食後にワインを注文し、テイスティングにチャレンジしてみてください。次回は、ウイスキーと日本酒の表現についてご紹介します。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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