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ワイングラスをいきなり回すのはなし!? お酒で異なる乾杯マナーの基本

― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第32回 ―  飲み始めの乾杯にもマナーがあります。居酒屋で仲間同士なら、「お疲れー!」とビールジョッキをガチンと合わせてもいいかもしれません。しかし、ビジネスの場であったり、きちんとしたレストランの場合は眉をひそめられてしまう可能性があります。自ら、他の人の重箱の隅をつつく必要はありませんが、基本の乾杯マナーくらいは押さえておくことをオススメします。

「いちいち細かいこと気にするなよ!」という相手なら問題ないのですが……

レストランの乾杯ではワイングラスは合わせない!

 まず、基本的にレストランでは乾杯の時にグラスを合わせません。飲み口をぶつけるなんてもってのほかです。いいレストランのワイングラスなら、割れてしまいます。その代わりに、グラスを目の高さに掲げればいいのです。

ワインやスパークリングワインで乾杯する際は、グラスを目の高さに掲げればOKです

 しかし、取引先がニコニコとグラスを差し出してきたら困ってしまいますね。飲食店としてはそれでもグラスを合わせてほしくありませんが、どうしようもない場合はグラスの下側の比較的厚い部分をそっと相手のグラスに触れさせると割らずに済みます。

ビールの乾杯は立場が下の人がグラスを下げる

 ビールジョッキなどは合わせても問題ありません。ただし、その際は目下が必ず下側になるようにしてください。立場が上の方がグラスが高くなります。一度でも上司に教えられれば一生意識せずにできますが、教えてもらわなければわかるわけがありません。

ビールジョッキは目上が上、目下が下になるように合わせます。同じ高さなら問題ありませんが、間違っても取引先に上から合わせないようにしましょう

 若い営業マンが来店して一緒に飲むときに、態度や口調はすごいいいのに上からグラスを乗っけてくることがあります。筆者は気になりませんが、少し心配になってしまいます。古い気質の方だと気にするケースがあり、いきなり「帰れ!」と言われてしまうかもしれません。グラスを下に当てるくらい、1円もかからないし、面倒でもないので覚えておきたいところです。
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瓶ビールはグラスを傾けるがワイングラスはテーブルに置いたままで
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