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焼き牡蠣にウイスキーをかける、メロンにブランデーを注ぐ…実はうまいお酒と食の組み合わせ

― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第29回 ―  お酒は単品で飲んでも美味しいですが、相性の合う食事と一緒に楽しむとさらに感動する体験が得られます。この組み合わせを追求するのも、果てのない、そして幸せな旅路です。

意外に難しいイチゴ×シャンパン

 例えば、映画『プリティー・ウーマン』でリチャード・ギアが「シャンパンにイチゴを入れると美味しいよ」とジュリア・ロバーツに教えるシーンが有名。イギリスでは古くから伝わる飲み方の一つです。

意外に難しいシャンパンにイチゴの組み合わせ

 もちろん筆者は何度も試しましたが、やってみると少し難しい組み合わせでした。安いイチゴだとスカスカになりますし、高いイチゴだとシャンパンが負けてしまいます。女性に勧めるときは、自分でいろいろ飲んでベストな組み合わせを見つけてからにしましょう。女性のほうはすでに何度も飲んで、そこまで美味しいわけじゃないと知っているかもしれません。そのうえで、美味しい組み合わせを提示できたら、それはとても盛り上がることでしょう。

焼き牡蠣の調味料としてウイスキーを使うと……

 筆者がオススメしたいのは、焼き牡蠣にウイスキーをかける組み合わせです。塩や醤油やレモンのあとにかけるのではありません。ウイスキーだけを調味料として食べるのです。原価BAR GINZAでも出しているのですが、初見の人に勧めるとすごく疑惑の目で見られます。しかし、ウイスキーを飲む人であれば、膝を打つこと請け合いです。もちろん、牡蠣とウイスキーの銘柄によって味が変わります。筆者はボウモアやタリスカーといったシングルモルトウイスキーをかけるのが好みです。

焼き牡蠣にボウモアをかけると最高の調味料になります

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