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ワイングラスをいきなり回すのはなし!? お酒で異なる乾杯マナーの基本

瓶ビールはグラスを傾けるがワイングラスはテーブルに置いたままで

 それ以前に、お酒を注いでもらうときも覚えておきたいポイントがあります。瓶ビールであれば、グラスを両手で持って少し傾けます。あまり斜めにすると注ぎにくいですし、「泡を立てるなよ!」というプレッシャーにもなるので、普通に持ったほうがよいでしょう。日本酒のお猪口も両手で持って、注いでもらいます。  逆に、ワインはグラスに触れてはいけません。テーブルに置いたままでOKです。相手が気にしそうであれば、グラスの足に指先を置いておけばよいでしょう。

ワイングラスはテーブルに置いたまま注いでもらいます

乾杯したらグラスに口をつけることも忘れずに

 乾杯の後は口をつけます。お酒が飲めない人も、グラスの縁に口だけは付けましょう。もちろん、飲み込む必要はありません。ワインの場合、問答無用でぐるぐる回す人もいますが、まずはそのまま楽しみます。回すことで消えてしまう香りもあるからです。  最後に、世界各国の乾杯の挨拶を紹介します。飲んでいるお酒の生産国や食べている料理の国、一緒にテーブルを囲んでいる仲間の国などの言葉で乾杯できると格好いいですね。アメリカや南アフリカは「チアーズ」、メキシコやスペイン、アルゼンチンは「サルー」、スウェーデンやアイスランドは「スコール」、ドイツやオランダは「プロースト」です。フランスとイタリアは2種類使われています。フランスは「サンテ」もしくは「tchin-tchin」、イタリアは「サルーテ」もしくは「cincin」です。日本ではどちらも前者を使えばよいでしょう。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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