カーライフ

ベンツ、プジョー、アウディは? 20代女子が知ってる自動車ブランド独自調査

 担当Kです。新築分譲マンションや新築戸建の広告を眺めていると、完成予想CGに必ずと言っていいほどアウディが描かれていることに気づきました。駐車スペースに描かれているクルマが、どれもこれもアウディなのです。いい家に住んでいいクルマに乗る! エリートの代名詞がアウディなのです(たぶん)。そんなアウディが今、小さな壁にぶち当たっているようで…… オートクラブMJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

ベンツやBMWに迫るもなかなか越えられない!? アウディの壁

 景気は穏やかな回復を続けているものの、昨年の国内自動車販売台数は、頑張って1%の伸び。輸入車も1%の伸び。GDPも1%の伸び。物価上昇率も約1%。すべて1%ですなあワッハッハ。それでもプラスなのでちょっぴりシアワセ。小さなシアワセというヤツですね。  そんななか、日本でのドイツ車の販売台数が、やや不振となっております。’18年の販売実績は、ベンツもBMWも前年比で微減。そしてアウディは6.6%減と、トップ10ブランドでは最大のマイナスとなりました。  なぜアウディが販売不振なのか。それを探るため、3台のアウディに一気乗りしてみたところ、なんとなく理由がわかりました。
オートクラブ

【A7スポーツバック】A7スポーツバックは988万円~。日本では3リッターV6ターボのみ(340馬力)。車高が低くてクーペみたいにカッコいいけど、ワゴンみたいにたくさん荷物が積める四駆の4ドアセダンです

オートクラブ

【Q2】アウディでももっとも小さいSUVのQ2は299万円~。エンジンは1リッター3気筒ターボ(116馬力)と1.4リッター4気筒ターボ(150馬力)をラインナップ。四駆はなくてFF(前輪駆動)のみ

オートクラブ

【Q7】Q7はランボルギーニ・ウルスのベースになったモデルでもあります(812万円~)。2リッター4気筒ターボ(252馬力)と3リッターV6スーパーチャージャー(333馬力)をラインナップ。四駆のみ

 どれもこれもとってもきっちり作ってあるし、とってもエリートっぽいんだけど、なんだか気分が盛り上がらない。アウディはすべてができ上ってしまっていて、新しい刺激がないのです。
次のページ right-delta
新型A8が実現させた自動運転も……
1
2
3
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

記事一覧へ
おすすめ記事