更新日:2019年03月08日 17:54
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絶対王者オジュウチョウサンが障害に帰ってきた! 年齢や久々障害戦が死角になるか!?

8歳「まで」ならまだまだいける

 まずは8歳となったオジュウチョウサンの馬齢だ。ここについては名ライバルのアップトゥデイトがまさに昨年の阪神スプリングジャンプを8歳で制している。2014年にもケイアイドウソジンが8歳で勝っており、技の要素が高くなる障害においては平地の常識は通用しないと考えてよいだろう。  オジュウチョウサンは有馬記念以来2か月半の休み明けに加えて11か月ぶりの障害戦。皆の不安はむしろこちらだ。トップクラスの障害馬の過去例を見ると、長期ブランクをもってJ・GⅠなどに参戦する例は多く、これはさほど問題ないといえるのだが、問題は平地の、ましてや有馬記念に参戦したことで障害戦への対応に戻れるのかどうか? のほうだろう。

11ヶ月のブランクは期間よりも平地の激戦慣れに注意

 だが、競馬ブロガーg.kishi氏は、 「まずここまでの実績の馬が平場に回って、さらに障害に戻ってきた初戦でどうなるか、というシーン自体ほとんどの競馬ファンが経験していないことで、不安を挙げていってもどうしても推察の域を出ない」  と、前例がそもそもないことである点から、ブランクを考えようにもデータ解析の面からはお手上げだという。平地復帰時などは過去に前例が少ないながらあったため考えようがあったのだが……  とはいえ、そもそも「ここはレベルが違いすぎるから不安要素を超えてオジュウチョウサンは勝てる」というのがg.kishi氏の見立てだ。 「今回は相当に相手が軽すぎる。特にペースを乱されそうな先行馬がいないのはさらに有利で、ゆったりと構えられ、難なく回ってくれば十分に勝てる。これは本命です。」  g.kishi氏も筆者も、不安要素よりも「相手とレベルが違いすぎる」という見解で一致した。ならば馬券はどうしようか、それぞれの予想はこちらだ。
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公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

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