中流サラリーマンが“貧困老人”に…お金だけではない孤独問題
―[[貧困老人]絶望の現実]―
「真面目に働いていたはずなのに、悲惨な老後が待っていた」。これが今の日本の現実なのだろうか。普通の勤め人として中流以上の生活を送ってきたのに、彼らはなぜ生活苦に陥ったのか?

真面目なサラリーマンが“貧困老人”になる時代
750万人が“独居老人”に…孤独という大問題
社会福祉士として高齢者問題に取り組んでいる松友了氏(社会支援ネット・早稲田すぱいく理事)が語る。
「社会的義務や組織にはめこまれていた人が引退してそこから放たれると、やることがなくなります。そして、よかれと思ってしたことが『高齢者クレーマー』や『老害』と叩かれてしまうこともある。社会から必要とされないことがつらいのです」
貧困高齢者たちは居場所を求めて彷徨(さまよ)っている。これは、年金や生活保護だけで解決できる問題ではない。老後に向けた自身の「準備」が大事なのだ。
これまでSPA!が取材した貧困高齢者たちは、総じて無気力だった。貧困ゆえの無気力なのか、無気力ゆえの貧困なのかはおくにせよ、人生に夢や希望はとうてい抱けないようだった。「老後の楽しみ」という言葉が、これほど虚しく感じられることはない。
こうした辛い老後が、誰にでも訪れうる時代であることは心に刻んでおきたい。
― [貧困老人]絶望の現実 ―
取材・文/薮中功 片山恵悟
―[[貧困老人]絶望の現実]―
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