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初心者のための失敗しない葉巻とバーの楽しみ方

― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第48回 ―  葉巻は紙巻きとはいろいろ異なるものの、たばこです。当然、未成年は吸うことができません。葉巻の煙は、紙巻きと違って肺に入れないので健康面でも問題ないという意見もありますが、健康第一で考えるなら吸わないほうがよいでしょう。本記事も葉巻を推奨するわけではありませんが、葉巻に興味がある人、吸ってみたいと思っている人に、ごくごく基本的なことを紹介しようと思います。  葉巻の形と口にくわえたイメージは皆さんご存じですが、買い方から火の付け方、吸い方から、マナーなどはなかなか知るチャンスがないものです。今回は、シガーバーに行って、お酒とシガーを楽しむ流れを追ってみます。

大きなシガーバーには人が歩いて入れるシガー保管庫があります

葉巻をベタベタ触りまくるのはNG! シガーバーのマナー

 シガーバーに入って席に座ったら、葉巻を選びます。メニューがあるならそこから選べばよいでしょう。ウォークインヒュミドールという葉巻の倉庫のようなところがあるなら、自分で選ぶこともできます。ただし、口にするモノなのですから、ベタベタと触りまくるのはNGです。  葉巻の銘柄やモデルを説明し出すと本1冊でも足りません。もちろん、喫煙の有無や好み、体調、飲むお酒によっても変わってくるのですが、初心者ならちょっと太めで、普通の長さの葉巻をオススメします。葉巻の用語で言うと、コロナやロブストというサイズがよいでしょう。  葉巻は、簡単に言うとたばこの葉を巻いたものです。本来の葉巻とは、たばこの葉のみを使って職人が手で巻き上げています。保管には湿度管理が必要で、吸う際には吸い口をカットして作る必要があります。葉巻は、片側が閉じていますが、こちらが吸い口です。開いている方に火を付けるのです。初見では逆にしてしまう人が多いので注意してください。今では、いろいろなタイプの葉巻が作られているので、この本来の葉巻のことをプレミアムシガーと呼びます。初めてなら、ぜひこのプレミアムシガーを試してみてください。他には、紙巻きたばこのようにいろいろな味を付けた細かい葉の外側を、たばこの葉で巻いたドライシガーというものもあります。  吸い口のカットは、いくつかの方法があります。フラット型、V型、パンチ型などのカッターを利用し、カットするのです。一般的なうえ、簡単なのがフラット型です。
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香りを楽しむシガーの吸い方
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