ライフ

社風や校風、環境選びには「風」が重要なワケ

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第104回 街 どの街にもその街特有の空気があります。たとえば渋谷には雑多な空気があり、表参道には華やいだ空気があり、六本木にはリッチな空気があります。その空気を作るのは、そこに集まる人間です。  街を行き交う人々の服装やクルマを見れば、彼らのライフスタイルが想像できます。その想像の膨らんだ部分が空気です。つまり街の空気とは物理的なものではなく、心理的なものだということです。  心理的な空気は街だけに限らず、学校や会社にも流れています。そして、その流れている空気を表現した言葉が「校風」や「社風」です。言葉には「形のない心を物にたとえることで扱いやすくする」という働きがあります。  空気や風は肌で感じるものです。自分が住む街、学ぶ学校、働く会社は現場に足を運んで、肌で感じてから選びましょう。オープンスクールや会社見学をしておくと、「イメージと違った」という後悔をある程度予防できます。たとえ実力があったとしても、環境に馴染めなければ、その実力を発揮できません。  この時に大切なのは人を見ることです。心理的な空気は、ライフスタイルに対する想像です。相手の表情や仕草や会話から想像できる生活が、自分と似たものだと感じられれば、そこはあなたに適した環境だと考えられます。  私は家庭教師をしていた時に、まず生徒の成績で狙える学校をピックアップして、その学校のオープンスクールに参加してもらい、自分の肌に合うと感じた校風の学校を、志望校に選んでもらいました。その方がやる気になるからです。  人間のやる気は想像力から出てきます。偏差値だけで選んでしまうと想像力が働きません。最初から東大などを狙っていて学力が高い生徒なら別ですが、目標がそこまで決まっていない生徒にはまず現場の空気に触れて、「通うならここがいい」と想像力を働かせて、やる気になってももらうと、勉強に身が入るようなります。
次のページ 
転職や就職活動でも同じことが言える
1
2


ハッシュタグ




おすすめ記事