続いては、やはりダボダボにしてほしくない袖の長さ。 「シャツはジャストサイズを選び、ジャケットの袖は手を下ろしたときに親指の先端から9cm程度のところにくる長さにするのがベスト。これより長いとシワが入り、だらしなく見えます。一度メジャーで測り、9cmの場所を感覚で覚えておくと便利ですよ」 　ただ、ユニクロやGUならもともと日本人向けの短めな作りのうえ、最近はレングスや袖丈が短めのモデルも出ている。シワが入らずピッタリならば、もちろんお直し不要なのでラクちんだ。 　シワのないキレイなシルエットが完成したら、革製のベルト、靴、鞄でさらにツヤをプラスしよう。 「靴は黒か茶の革靴があればどんなコーデにも対応できます。脚を長く見せるために濃いネイビーのパンツには黒、薄いネイビーやグレーのパンツには茶の靴を合わせるのがスーツの基本なので、合わせて選んで。スニーカーがOKの場合、夏だし白を選びがちだと思いますが、白は脚長に見えない難しい色なので避けましょう」 ・ユニクロ　イタリアンレザーステッチベルト　ブラック2990円 　柔らかくシワが少なくシンプルで、ドレスな着こなしにも問題なく馴染むベルト。「モノがすごくいいわけではないですが、これでこの価格はコスパがいい。ツヤ感も十分」 ・GU　ラウンドシューズ　ブラック　1990円 　ツヤ感といいフォルムといい、合皮とはいえコスパのよすぎる一足。「ローファーはちょっとカジュアルになってしまうので、できれば紐タイプを。黒ひとつあれば困りません」 ・MB×SPA!30周年　コラボビジネスアイテム　ブリーフケース　2万5920円 　長く使える鞄だけはユニクロ＆GU以外で。「レザーのブリーフケースは安価なアイテムでのコーデも格上げしてくれます」。販売はオンライン(ただいまSALE中！)のみ。 　というわけで、ひとまず揃えてほしいのがこれらのアイテム。これにシャツやジャケットを加え雰囲気を変えていけば、ひと夏くらい余裕で着回せるはずだ。 1. パンツの裾は「ノークッション」か「ハーフクッション」で 2. ジャケットの袖は親指の先端から9cmの長さを目安に 3. 靴は黒か茶色の革靴のみを選ぶ ― ［全身1万円］でクールビズ ―