更新日:2023年04月13日 01:32
ライフ

“普通のラーメン”の最高峰。しょう油味、卵、なると…に感涙/ラーメン大至(御茶ノ水)

オープン当初はジレンマも…普通の味が愛されるワケ

 元々はラーメンを食べ歩いていた店主さんが、「自分の求めてるラーメンは、普通のラーメンだ!」という結論にたどり着き、生まれたこのラーメン。 オープン当初は「普通のラーメン」というコンセプトゆえ、なかなか客足が伸びなかったと店主さんは言います。なんと苦しいジレンマ…。  そんなとき、ラーメン評論家の故・北島秀一さんが「大至のラーメンが、今、自分に合っている。」と評価。それをきっかけに徐々に世間に広まっていったとのこと。 radaishi5「流行を追わず奇をてらわず 至って素朴なラーメンを至極真摯に手間掛け作る。」そんなエピソードを聞いた後に見上げる店内看板、「マジで」痺れます…。  “おいしさ”を追求することはもちろん難しい。でもそれ以上に“普通”であり続けることってめちゃくちゃ難しいのでは? そんなことを考えちゃいます。いろんなラーメンを食べれば食べるほど、大至のラーメンを欲してしまうところ is マジであります。  多種多様なラーメンたちが続々と生まれ、差別化が問われる時代に、逆説的に残り続けている大至。そんな存在っていつの時代もカッコよくないですか?そんな人間にわたしもなりたい。またひとつ、ラーメンに学びました。  ラーメン沼にハマりたい方、まずは大至のラーメンを食べてみてほしい。話はそれからだ!!!  ごちそうさまです! <TEXT/麺すすり子>
ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員。豚骨ベースの鹿児島ラーメンで育ち、18歳で上京してラーメンの幅広さと奥深さに取り憑かれる
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<ラーメン大至>
東京都文京区湯島2-1-2 佐藤ビル 1F

【平日】11:00~15:00 / 17:00~21:00(L.O.20:45)
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