更新日:2019年12月09日 16:11
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上原亜衣が引退から4年、セカンドキャリアの悩みに与沢翼がアドバイス

お宝銘柄を掘り起こす与沢式スクリーニング術

与沢:それとスクリーニングといって、株を条件で絞り込んで探していく見つけ方もあります。たとえていうなら婚活アプリ。「身長、年収、趣味、職業」で男性を検索するのと一緒。まずは条件で絞って、残った人と実際にデートして付き合うかどうか決めるでしょ? あれと一緒ですよ。 上原:わかりやすい(笑)。与沢さんはどんな条件で株をスクリーニングしてるんですか? 与沢:自分の基準では時価総額が200億円以下、最近だと100億円以下の会社しか見てません。時価総額って会社の価値を示すもので、100億円あれば会社まるごと買えちゃうって意味なんだけど、小さければ小さいほどいいと思っています。なぜかというと、大きくなったときにリターンも大きいから。ここに「ROEは15%以上(※2)」とか「営業利益で20%以上」とか条件を入れていくんですが、ポイントとしては現在よい成績を収めている会社は評価が織り込まれているので、今後よい成績を叩き出すであろうものに先回りすること。織り込まれていない将来の成長を先回りしてあらかじめ買い込んでおくのが株です。 特別対談 与沢 翼×上原亜衣上原:やばい、めっちゃ難しそう。 与沢:だから、相当な覚悟と勉強が必要なんです(笑)。四季報とか決算短信とか有価証券報告書とかわかりますか? 上原:ごめんなさい、チンプンカンプンです。 与沢:このへんの話、ガチでしたら絶対寝ちゃうだろうなぁ(笑)。 上原:与沢さんはどうやって勉強されたんですか? 与沢:知識的な基礎は本からです。いっぱい専門用語があるんですよ。ROICやPSR、EBITDA倍率(※3)とか。それをまず理解するには本からなんですけど、本には、これをどう使うと儲かるかは一切書かれていない。いつ買うのか、どのくらいの量を買うのか、いつ売るのかは書いていないんで。最初は基礎を勉強して、そのあと実戦で経験積みながら高めていくしかないんじゃないかな。 上原:与沢さんはその努力をやり切ってるんですね。ツラくないんですか? 与沢:「ツラくないですか?」ってよく聞かれるけど、その質問自体、ピントがズレてると思っていて。もし自分の家の前に1億円が埋まってたら、寝ずにスコップで掘り起こすでしょ? それってツラい作業だと感じないはず。それと一緒なんです。お金が落ちてるんだから拾いに行きます。僕は「この銘柄は儲かる」と確信するまで調べ抜いてポートフォリオに組み込む作業を今していて。これが完成するまでは、ほかに何もする気が起きないくらいのめり込んでますよ。
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ビジネスでブチ抜くほうが簡単
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ブチ抜く力

あの“秒速の男"が地獄の底からカムバック。与沢翼、集大成の1冊が完成!


週刊SPA!(スパ) 2019年 8/13・20夏季合併号

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