職質される理由がわからない…密漁者に間違われた“撮り鉄”の嘆き
―[シリーズ・秋の悲惨な思い出]―
近年、漁業関係者を大きく悩ませている沿岸部や河川流域での密漁。特に秋はイクラ目的に遡上するシャケが狙われやすく、警察もパトロールを強化している。
密漁は深夜~早朝にかけて行われるため、この時間帯に河川流域にいると不審者と疑われて職務質問されることもあるようだ。
車で仮眠中、警察官に起こされて職務質問
「車内でシートを倒して寝ていたら窓をコンコンと叩く音が聞こえ、目を開けるとお巡りさんがのぞき込むように私の顔を見ていました。窓を開けると、『お休みのところ、すみません』と声をかけられ、それが職務質問であることはすぐに理解しましたが、このときはすぐに終わるものだと思っていました」
実は、彼は鉄道写真マニア。朝焼けをバックに走る列車の姿をカメラに収めようと夜中のうちから現地でスタンバイ。しかし、早く着きすぎてしまったため、車の中で仮眠を取っていたのだ。
「免許証もすぐに渡し、撮影のために来ていることを説明しましたが、お巡りさんには『車内を見せてもらってもいいですか?』と聞かれました。向こうも仕事ですし、どうぞと言ってダッシュボードはもちろん、荷物のバッグやサイフの中も言われるがままに見せて調べてもらいました」
だが、後部座席にあった“あるアイテム”を見つけた警察官は、それについて執拗なまでにいろんなことを聞いてきたという。
車にあった釣り竿のせいで密漁者に疑われた?
「釣り竿とクーラーボックスです。私は釣りも大好きでフラッと出かけることもあるため、いつも車に積んでいたんです。どうやらお巡りさんはそれを見て、私が密漁目的でここに来ていると疑っているように感じました」
面倒なことになったと思いつつも密漁する気などはまったくなく、一眼カメラや望遠レンズの入ったカメラバッグ、三脚などを見せて釣りではなく撮影のために来ていることを繰り返し主張。それでも警察官はなかなか納得せず、車内検査を続けていたそうだ。
「ちなみにこのとき持っていた釣り竿は5000円程度の安物です。それもシャフトが細く、シャケみたいな大きい魚を釣るのは無理。竿が折れちゃいますよ。そもそも竿は海釣り用だし、そのことも何度も言いましたがお巡りさんは2人とも釣りをしない方だったようで、私の話を理解している感じには見えませんでした」
そうこうしているうちに夜が明け始めて、焦る須藤さん。撮ろうと思った始発電車が来る時間が刻一刻と迫っていたからだ。
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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