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『鬼滅の刃』から学ぶ、相談されたときに使えるアドバイスのコツ

 このように決断や行動の背景には、常に人物の影響があります。「あの時、あの人が、ああ言ってくれたら。だから自分はこうする」というのが、決断の正体です。  しかし、「人物の影響」はとても繊細で、すぐに見失いがちです。しかも一度見失うと、一人ではなかなか思い出せません。そんな時に役立つのが、炭治郎が鬼殺隊の隊士たちにしたような投げかけです。一人では思い出せなかった記憶が、他人の投げかけによって浮かんでくることは珍しくありません。そして、そうして浮かんできた記憶は、その人が抱えている悩みに対する答えになっています。  このように相談とは、「何をどうすればいいのか」を知るためではなく、「自分がどうしたいのか」を思い出すためにあります。誰かに相談された時は、「こうした方がいい」という理屈を話す前に、まず「自分にも似たような経験がないか?」を振り返ってみてください。  そして、もし自分に似たような経験があったら、その時のことを相手に話しましょう。自分の経験談で相手の記憶を喚起させられたなら、その相手は抱えている悩みから抜け出し、前に進めるようになるはずです。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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