更新日:2020年04月22日 23:16
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コロナ禍でキャバクラに行けない男たち「コロナに負けず営業中」とLINEは届くが…

20代のキャバ好きはどうしてる?

 やはり、経営者や社長のほうが責任があるので早いうちから自粛をしていたようだ。では、若手社員はどうなのだろうか? 都内の貿易会社に勤務する20代の男性に話を聞いてみた。 キャバクラ 「2月までまでは『まぁ、大丈夫だろう』と思って、いつも通り飲みに行っていたのですが、海外転勤から帰国させた社員が2週間の自宅待機を命じられたことから、ちょっとヤバイんじゃないかなと思い始めましたね。4月に入り、東京都知事が夜の店への外出自粛を出したときには、さすがに行かなくなりました。感染者が急増している今、感染経路不明と報道されているニュースを見る度に絶対に夜の店だろ……とすら勘ぐるように。  今は、社内で1番最初に感染したくないので行きたいという気持ちもなくなりましたね。それよりも、会社の経営が危ぶまれている状況の中で『今後、どうするのか』という課題のほうが大きいです。でも以前よく一緒に飲みに行っていた営業先の人から『最近、飲みに行っていますか?』と未だに連絡が来ることも。恐らく自粛中でも営業しているキャバクラの情報を聞き出したいんだと思いますが、今、キャバクラに行って感染したら会社で村八分どころかクビが飛びかねませんよ……」  さすがの若手社員も、現在の状況ではキャバクラのことを考えている余裕はなさそうだ。しかし、冒頭の画像のようにLINEのタイムラインでは、彼らの知り合いのキャバ嬢が「コロナに負けず営業中!」と投稿している。誘惑に負けず、自粛を続けて欲しい。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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