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進化したウェブブラウザ「Vivaldi」は本家Chromeより便利!?

 PCもしくはAndroidユーザーのみなさん、ウェブブラウザは何を使っているだろうか。PCなら標準のEdge、Androidなら標準のChromeがほとんどかもしれない。PCでも、拡張機能が使えるChromeをインストールしている人もいるだろう。実際、ブラウザのトップシェアはChromeとなっている。  そんななか、Chromeをベースにしたオープンソースプロジェクト「Chromium」を採用している独自路線のブラウザ「Vivaldi」が注目を集めている。2016年にリリースされてから進化を繰り返し、2020年4月22日にバージョン3と、Android版が公開されたのだ。Android版に関しては、本連載でも紹介している。

Vivaldiのウェブサイトから無料でダウンロードできる

Vivaldiは何がスゴイのか?

 VivaldiはChromeの良さを引き継いだうえ、細かくカスタマイズできるようになっているのが特徴。各操作をチューニングすることで、効率的なウェブ閲覧が可能になる。一つひとつの差は微々たるものでも、毎日何時間も操作していると、トータルでは大きな差が生まれる。どうせ同じ時間作業するのだったら、より多くアウトプットできるほうが得だ。  バージョン3のレビューにあたり、Vivaldiの共同設立者でCOOの冨田龍起氏から、以下のようなコメントをもらった。 「今回のリリースでは、自宅で仕事や遊びのネット利用が増えている人々のために、ユーザーのプライバシーを守ることを重視した機能追加を行いました。サードパーティの拡張機能に依存する他ブラウザーと異なり、Vivaldiはヘビーユーザーに必須な機能を最初からアドオンしています。在宅勤務の時間が増えている今こそ、自分のスタイルに合わせてカスタマイズ可能なVivaldiで、作業効率の向上を体感してもらえればうれしいです」(冨田氏)

Vivaldi COOの冨田龍起氏

 例えばウェブを閲覧していて、前回のログイン記録や自分の名前などが表示されたり、興味のある商品をオススメされたりするのは便利な機能だ。とはいえ、そのサイトが信頼できるショッピングサイトなどであればいいのだが、そうじゃない場合、自分の履歴を記録されて追跡されるのは避けたいところ。  こうした追跡を無効化する拡張機能は複数公開されているが、そのなかのごく一部に、悪意のある挙動をするものがある。追跡を防ぐどころか、その拡張機能が情報を収集し、外部に送信してしまうのだ。インストールする拡張機能をよく調べれば、このような被害は避けられるのだが、確認作業は面倒臭い。しかし拡張機能ではなく、ブラウザにビルトインされていればそんな心配も不要だ。  Vivaldiは「ユーザーのため」ということを第一に開発されている。不要なデータ収集は行われず、プライベートウィンドウでの閲覧履歴も一切残らないうえ、デバイスの同期機能でやり取りされるデータも暗号化され、Vivaldi側には送信されないので安心できる。  また、今回は広告ブロッカーも搭載された。

追跡と広告をブロックする機能をネイティブで搭載した

 広告は、きちんとした情報発信をしているブログなどには貴重な収益源だ。無料でここまでの情報が簡単に手に入るのは、広告のおかげなのだ。そのため、これまでのVivaldiは広告ブロッカーを導入しなかった。しかし、昨年Googleが複数の広告ブロッカーの拡張機能が使えないようにしたため、Vivaldi本体への搭載を決定したようだ。  ただし、普通のウェブページを閲覧するときは、できるだけ広告は表示できる設定にしておこう。怪しいページを見るときなど、あからさまに広告が邪魔になっているときだけ遮断すればいい。
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Chromeの拡張機能もそのまま使える!
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