更新日:2020年08月17日 16:36
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孫正義が人生の決断を下したのは坂本龍馬に憧れたから

歴史上の人物が人に影響を与える

 決断に影響を与える人物は、恩師や恩人など実際につきあいのある場合が大半です。しかし孫正義に対する坂本龍馬のように、歴史に名を残した偉人が影響を与えることも珍しくありません。  経営者は維新の志士や戦国武将を尊敬しています。たとえば京セラの創立者である稲盛和夫は西郷隆盛と大久保利通から学んだと語っています。難しい決断を迫られる経営者が織田信長や豊臣秀吉を好むのは単なる趣味ではなく、必然性があってのことです。また、たとえ経営者でなくても、「もっと仕事を頑張りたいけど頑張れない」と悩んでいるならば、偉人たちの言動は圧倒されるような大きなスケールで背中を押してくれます。  明治維新や戦国時代など歴史的な人物の言動は、のちの研究で通説が覆されることも珍しくありません。しかし、「あの時、あの人は、ああ言ったんだ」「あの時、あの人は、ああしたんだ」という偉人に対する感動が、強い原動力になるのは間違いありません。大河ドラマや歴史マンガで気になる人物がいたら、その人物の言動を調べてみてください。その人柄を知れば知るほど、「自分もこうなりたい」というモチベーションが高まるはずです。 「参考文献:井上篤夫(2004)『志高く:孫正義正伝』 実業之日本社」 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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