孫正義がトランプとプーチンに急接近する理由とは? 元ソフトバンク社長室長が分析する
ソフトバンクの孫正義社長が強烈な存在感を放っている。12月16日には、日露首脳会談に合わせて開かれた財界人らによる「日露ビジネス対話」で、プーチン大統領と親しげに肩を抱き合いながら立ち話。それだけでも驚くべき光景だったが、何を話したのか記者団に問われた際には、「トランプ次期大統領によろしく伝えてくれと頼まれた」。プーチンとトランプという2人の国家元首の橋渡し役を仰せつかったことを、さらっと明かしたのだ。
ご存じのように、その10日前にはNYのトランプ・タワーで孫氏はトランプ氏と会談を持った。その場で、アメリカに500億ドル(5兆7000億円)投資すると表明。加えて、5万人の雇用を生み出すことを約束したことも大々的に報じられた。
「マサはオレが大統領選に勝っていなかったら、『アメリカにこんな投資はしなかった』と言ってくれたんだぜ」
気をよくしたトランプ氏はツイッター上で、このように会談の様子をツイート。詰めかけた記者たちの前では、孫氏を「産業界で最も偉大な男の一人だ」と持ち上げる場面も見られた。その3週間前には安倍首相も同じ場所でトランプ氏と会談したが、安倍・トランプ会談の衝撃は孫氏の前にかすんだ格好だった。
『孫正義2.0新社長学 IoT時代の新リーダーになる7つの心得』 アーム社3.3兆円買収、本当の狙いは?元参謀が見た!孫の10年先を読む「ビジネス成功理論」公開。 |
『海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる』 英会話が大の苦手なのに、孫正義氏の秘書を務めることになってしまった元ソフトバンク社長室長が、超多忙な日々の中で編み出した最短最速の英語勉強法。 |
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ